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じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 12月4日の日の出(写真上段、撮影時刻は07時02分)と日の入り(写真下段、撮影時刻は16時42分)。暦上の日の出は06時55分、日の入りは16時53分であるが、いずれも低い山があるため、日の出は暦より7分遅く、日の入りは11分早くなっている。
 ↓の記事参照。

2025年12月5日(金)



【小さな話題】日の入り/日の出が“最も早い/遅い”日

一年の中で日の入りが最も早い日は地域によって異なるが、国立天文台の暦によれば岡山で2025年の日の入りが最も早い日は12月2日から12月8日で、いずれも16時53分と表示されていた。ChatGPTの助けを借りて秒単位の時刻を調べてもらったところ、以下のような回答をいただいた。
岡山市(代表点:緯度34.6654°/経度133.9178°)の日の入り(2025年)
(ソース:Maplogsが算出した時刻)。
  • 12月4日:16:54:51。
  • 12月5日:16:54:49。
  • 12月6日:16:54:49。
したがって、**秒単位で最も早い日は 12月5日 と 12月6日 の同率(16:54:49)**です。 (timeanddateは「最も早い日は12月5日」とまとめていますが、場所の緯度経度や計算法の差で秒まで見ると5日と6日が同じになることがあります。


 現職時代は私は自分で決めたルールに従って、朝は7時に出勤【原則徒歩通勤。6時半とか7時半に決めていたこともある】、夕方は17時に退勤と決めていた【但し会議が長引いて19時や20時になることもあった】。このこともあって、日の入り時刻は暗い道を歩くかどうかに直接関わっており私の重要な関心事であった。

 退職後は特別の外食時を除いて暗い道を歩くことは無くなった。最近は、パソコンのアラームをセットして、空が晴れている日は毎日、日の出と日の入りの写真を撮ることにしいている【但しバルコニーの関係で春分の日~秋分の日の時期は日の出の写真は撮れない】。日の出を撮れば清々しい気分になり、日の入りの写真を撮ればきょう1日を無事に生きながらえたという安堵感を得ることができる。

 以上、岡山で2025年に最も早く日が沈むのは12月5日であると述べてきたが、他の地域ではどうだろうか? ChatGPTに尋ねたところ、以下のような回答をいただいた。




はい、**日の入りが最も早い日は同じ都市の中でも緯度によって変わります。**
ただし、あなたが指定したとおり **極夜になるような高緯度地方(太陽が昇らない場所)は除く** 場合でも、この結論は変わりません。

以下、理由をわかりやすく説明します。

# ◇ 結論

### **緯度が違えば「最も日の入りが早い日」は変わります。**
(同じ年・同じ地方・極夜なしでも)

# ◇ なぜ緯度で日の入りが最も早い日が変わるのか?
日の入り時刻は次の3つの影響を受けます。

  1. 地球の公転の「等時性のズレ」(均時差)
    地球の公転軌道は真円ではないため、**「太陽時」と「時計の時刻」がずれている**。そのズレ(均時差)が年内にプラス方向・マイナス方向へ変動し、日の入り時刻の年内変化に影響する。
    ただし、**均時差は地球上で共通**なので、「緯度によって日の入り最早日が変わる」直接の原因ではない。

  2. 太陽の南中高度・日周運動の傾き(※これが緯度依存)
    緯度が高いほど、
    • 太陽の軌道がより斜めに見える
    • 日照時間の季節変化が大きい
    • 日の出と日の入りの時間が季節に対して“左右にずれやすい”
    といった特徴がある。
    つまり、**緯度によって「日の入りが最も早くなる日」がずれる**。
    ### たとえば:
    • **緯度が低い(沖縄・九州)**
      → 日の入りの最早日は **12月初旬ごろ**
    • **緯度が高い(北海道)**
      → 日の入りの最早日は **11月末〜12月頭** と早まりやすい
    • **さらに高緯度(秋田・青森付近)**
      → 緯度が1°違うだけで数日の差が出る
  3. 方位角の変化速度(夕日が沈む方向の季節移動)
    太陽が沈む方位(西南西→西→西北西)の動きは緯度で変わる。
    緯度が高いほど、**冬至前の太陽の軌道の変化が急**で、
    その結果、日の入り時刻の変動も急になり「最早日」が前倒しになる。



# ◇ 直感的に言うとこうなる

> **緯度が高いほど**、冬に向かって太陽の動きが急激に低くなるので、
> **日の入りが早くなるピーク(最も早い日)も前倒し**になりやすい。

逆に、

> **緯度が低いほど** 太陽の軌道は高く安定しており、
> 日の入りが最も早い日は **冬至に近い時期まで遅れる**。

# ◇ 具体例(日本)
| 地域 | 緯度 | 日の入りが最も早い時期 |
| ------ | ----: | --------------- |
| 那覇 | 26° | 12月上旬(例:12/5前後) |
| 岡山 | 34.6° | 12月4〜6前後 |
| 東京 | 35.7° | 12月6〜8前後 |
| 八戸(青森) | 40.5° | 11月30日前後 |
| 稚内 | 45.4° | 11月下旬 |

※青森と岡山では **約1週間以上差** が出る。

# ◇ まとめ
  • 日の入りが最も早い日は **世界中で共通の1日ではない**
  • **緯度が変われば日の入り最早日も変わる**
  • 緯度が高いほど「日の入り最早日」が **冬至より前倒し** になる
  • 極夜(太陽が昇らない地域)を除いても、この法則は成立する





 さらに、日の出が最も遅い日が地域によってどのように異なるか尋ねてみた。





**はい、日の出が最も遅い日も「緯度によって異なります」。**
そして、仕組みは「日の入りが最も早い日」とほぼ同じですが、**遅れ方の方向が逆**になります。

# ■ 結論

### **日の出が最も遅い日(=年間で最も遅い時刻に太陽が昇る日)は、緯度によって変わる。**
極夜地域を除いても、この結論は変わりません。

# ■ なぜ緯度で「日の出が最も遅い日」が変わるのか?

理由は、日の入りと同じ3要因の組み合わせです:
  1. 均時差(太陽時と時計のずれ)
    12月〜1月にかけて「時計上の太陽の動き」が最も遅れる時期があります。
    * 冬至より後も太陽時が遅れ続ける
    → そのため **日の出は冬至より後(1月)に最も遅くなる**
    均時差自体は地球共通ですが、**その影響の見え方が緯度で変わる**のがポイント。
  2. 太陽の高さ・日周運動の傾き(緯度依存)
    緯度が高いほど、
    • 太陽の軌道が低くなる
    • 日の出・日の入りの変動幅が大きくなる
    • 均時差の影響を“引き伸ばし”やすくなる

    結果として、**緯度が高いほど「日の出最遅日」が遅れる傾向がある**(1月上旬~中旬)。

    逆に低緯度では、
    * 日の出時刻の変化が緩やか
    → 最遅日は 1月初旬に集中しやすい。
  3. 太陽が昇る方位の変化(季節によるズレ)
    緯度が高いと、太陽が昇る方向の季節変化が急になるため、**日の出時刻が冬至を過ぎても“さらに遅れる”状態が長く続く**。


    # ■ 直感的な理解
    • ### ● 緯度が低い → 日の出最遅日は比較的 “早め”(1月初頭)
    • ### ● 緯度が高い → 日の出最遅日は “遅め”(1月5〜15日ごろ)


    # ■ 日本での実例(おおよそ)
    | 地域 | 緯度 | 日の出が最も遅い日 |
    | -- | ------ | --------- |
    | 那覇 | 26°N | 1月4日前後 |
    | 岡山 | 34.6°N | 1月8日前後 |
    | 東京 | 35.7°N | 1月7〜8日前後 |
    | 仙台 | 38.3°N | 1月9日ごろ |
    | 八戸 | 40.5°N | 1月10〜11日 |
    | 稚内 | 45.4°N | 1月13〜14日頃 |

    緯度が高くなるほど **数日から1週間以上後ろにずれる** のが分かります。

    # ■ 日の入りの場合と“逆方向”になる点
    • **日の入り最早日**は → **冬至より前(11月末〜12月初)**
    • **日の出最遅日**は → **冬至より後(1月初〜中)**

    この「左右非対称」な現象は「均時差(Equation of Time)」が原因です。

    つまり:

    > **日の入りと日の出は“最も早い/遅い”日がずれており、
    > そのズレ幅が緯度によって変化する。**

    # ■ まとめ
    • * 日の入り最早日と同じく、**日の出最遅日も緯度によって変化する。**
      * 緯度が高いほど → 最遅日は1月中旬に近づく
      * 緯度が低いほど → 最遅日は1月初めに集中




       以上で、日の入り/日の出の“最も早い/遅い”日は緯度によって決まると説明されていたが、同じ緯度であればそれらの日も同じになるとは限らないように思う。なぜなら例えば東経130°の地点と西経50°の同緯度の地点では日の入り/日の出の時刻(グリニッジ時)は12時間のズレがある。その12時間の間に地球は公転軌道上を動いており(見かけ上は太陽が黄道上を移動しており)、日の入り/日の出のグリニッジ時も方位もそのぶんズレているからである。
       このほか、人間の約束事が決めたズレもある。日付変更線から1mずつ東と西に離れた地点では日の入り/日の出の時刻は同じだが、東に1m離れた地点は日付が前の日になっている。日の入り/日の出の“最も早い/遅い”日も1日ズレることになるはずだ。