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じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 ↓のサイエンスZEROで「沖縄のアイデンティティ 赤い首里城苦難の歴史」という話題が取り上げられていた。

 首里城は過去2回見学したことがあり、写真上は2014年に撮影した焼失前の正殿。
 写真下は2026年1月31日に見学したフエ王宮の回廊の写真で、こちらも赤く塗られていた。
 GoogleレンズのAI解説によれば、概要は以下の通り。
フエ王宮は、1802年から1945年まで続いたグエン朝の王宮として機能していました。
北京の紫禁城をモデルに造営されたと言われています。
広大な敷地には多くの建築物が残っており、「フエの建造物群」の一部としてベトナム初の世界遺産に登録されています。
ベトナム戦争でほとんどが破壊されましたが、主要な建物は修復され、豪華な王宮建築の姿を今に伝えています。

2026年2月8日(日)



【連載】サイエンスZERO『色彩の科学へようこそ! “赤”は変幻自在!』(5)マグレッド、赤い首里城苦難の歴史

 旅行のためすっかり間が空いてしまったが、1月23日の続き。2025年5月11日に初回放送された、

“赤”は変幻自在!

の話題。なお、前回以降の期間に、

●2026年2月1日初回放送:色彩の科学へようこそ!「青」は調和と革新!?

が放送されている。これで、黒、赤、緑、青の4色が取り上げられたことになる。

 放送では、赤の防虫効果、成長促進効果に続いて、「体を通り抜ける赤い光」という話題が取り上げられた。佐藤守俊さん(東京大学)は、生命現象のON/OFFに関わっている光スイッチ『マグレッド』の研究に取り組んでいる【以下、要約・改変あり】。
  1. 『マグレッド』とは、バクテリオフィトクロムとアフィボディのペアのことをいう。
  2. バクテリオフィトクロムというのはバクテリアの中に存在するタンパク質で、赤い光に反応する光受容体として働く。
  3. 『アフィボディ』は他のタンパク質に結合するように作られた人工的なタンパク質。
  4. 『アフィボディ』は、タンパク質のある表面に結合する性能しか持っていない。バクテリオフィトクロムは光をあてると形が変わってアフィボディが結合できる表面を露出させる。これにより、バクテリオフィトクロムとアフィボディは、光をあてた時にくっつき、光を消すと離れるというスイッチ機能が確立する。
  5. その応用として、体の特定の部分に光をあてることで、遺伝子治療、インスリン注射に代わって赤色光をあてることによる糖尿病治療などに役立てることができる。


 放送の終わりのところでは「沖縄のアイデンティティ 赤い首里城苦難の歴史」という話題が取り上げられた。『赤い首里城』は第二次世界大戦の沖縄戦で焼失、復元後2019年の火災で再び焼失し、現在、琉球王国時代のベンガラの再現に向けた取組みが行われているという。

 ベンガラの成分は酸化鉄だが、『久志麻切』という地域で産出される顔料では赤色にはならない。高田潤・岡山大学名誉教授から、鉄バクテリアが関与した酸化鉄があるという助言を受けて採取、さらに、それらを900℃で1時間ほど焼いた赤い顔料がめざす「赤」であることを突き止めた。
 なお2019年に焼失した首里城正殿は2026年秋に復元予定とのことであった。