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昨日の日記

6月30日(火)

【思ったこと】
980630(火)[教育]PTA講演会「子どもへの暴力防止」(その2)3つの合言葉
 昨日の日記の続き。PTAの講演会では、「それが無くては生きてゆけないもの」という基本的な権利に加えて、次の3つの権利が提唱されていた。
  1. 安心する権利(Safe)
  2. 自信を持つ権利(Strong)
  3. 自由に行動する権利(Free)

 これらは当然と言えば当然の権利であり、特に小学生に指導をする場合に有効であろうと思われる。小学生に対して、「基本的人権」とか、過去の人権運動の歴史をタラタラと訓示してもあまり興味は持てない。それよりも、「あんしん」「じしん」「じゆう」という合言葉のもとで具体的イメージを描かせることのほうが遙かに効果的であろうと思う。
 さて、これらは当然と言えば当然の権利であるが、少し深く考えてみると、いろいろと難しい問題のあることが分かる。
  • これら3つの合言葉はどうやって選定されたのだろうか。
  • 子ども一般には分かりやすいとしても、極度に不安症状が強かったり自信を喪失している状態の子どもにはどう教えたらよいのか(というより、どうやって体験させたらよいのか)。
  • それらは、果たして主観的な体験だけで良いのか、そうでないとすれば、それらが保証されるための客観的で具体的な基準はどうあるべきなのか。
  • 子どもが「じぶんはTVゲームをやっている時にいちばん安心し自信を持ち自由を感じる」といったら親はどう対処するのか。
  • ただ権利を守るだけでなく、それらが積極的・能動的に行使できるようにするためには、どのように環境条件を整える必要があるのか?
 関連専門書籍が出版されているそうなので、それらを取り寄せたうえで検討してみたいと思うが、今回の連載では、行動分析学的な視点から自分なりの考えを述べていきたいと思っている。
【思ったこと(2)】
980630(火)[日記]6月の「日記猿人界」
 時間が無いので、本日は登録日記数と、実質数、ランキング不参加数の推移のみを示す。昨年分については6/1の日記を参照されたい。全体として安定した増加傾向を続けていると思う。個人的には、私の愛読していた複数の日記作者が執筆中止を表明されたり、とつぜん「該当ファイル無し」の状態になってしまったりして、少々寂しい出来事の多い月であったように思う。注目の月間得票ランキングについては、7/1朝の結果を見た上で、この表の下に追記することとしたい。
調査年月日登録数前月比実質数前月比存続率ランキング
不参加数
不参加率
9802011327+981137+850.8572060.181
9803031421+941217+800.8562190.180
9803261511+901295+780.8572270.175
9804301638+1271409+1140.8602460.175
9805311738+1001498+890.8622520.168
9806301838+1001588+900.8642620.165

<7/1追記>6月の月間得票ランキングでは、話題のホリウチさんが1326票で第4位に躍進。なっなんと、昨年6月の投票システム変更以後の最高得票(←例の応援投票のせいではあるまい。あくまで日記の文章の豊かさ)。もちろん13ヶ月連続Top10入り。日記界を引退されたら、次はぜひ参院選挙に立候補を!(ホリウチさんって、被選挙権はあったよなあ。←シラシラ)。なお、相変わらずTop10は、女性(女性名)の日記作者が圧勝。
【ちょっと思ったこと】
  • 6月も今日で終わり。6月末というのは、月計算では12カ月の半分が過ぎたことになるが、2月の日数が少ないことから1年の半分にはちょっと足りない。実際に1998年が半分過ぎるのは7月2日の正午ということになるようだ。
  • 7/1朝日新聞文化欄に、梅原猛氏の「諫早湾に思う:殺生の現場は罪の意識忘れた日本人の心の風景か」という記事があった。ギロチンと名づけられた潮受け堤防の締め切りによる魚介類の大量殺りくをナチスのホロコーストに比すべき愚挙であるとし、仏教の第一の戒である殺生戒を犯しながら罪の意識を持たない人たちを批判する氏の主張に同感。夏休みに北九州にある妻の実家に帰省することがあったら、ぜひ長崎まで足を伸ばして、この「死のモニュメント」の接してみたいものだと思う。
【新しく知ったこと】
  • 昨日の日記でとりあげた「カップ麺容器」で、スチレントリマーを検出した研究所は国立医薬品食品衛生研究所。30日まで東京で開かれていた「内分泌かく乱物質をめぐる生活と食の安全についての国際シンポジウム」における河村葉子食品添加物部室長の発表。8種類のカップ麺容器に麺と調味料を入れ、熱湯を注いで30分後に検査したということであるから、実験条件としては、ごく普通の食事場面を想定した妥当なものであると言えるだろう。
【リンク情報】
【生活記録】
【家族の出来事】
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。【 】部分は簡単なコメント。)】
  • 大学審議会は30日、「21世紀の大学像と改革方策について--競争的環境の中で個性が輝く大学」と題する中間報告を町村文相に提出。その骨格は、
    • 「入りやすく出やすい」といわれる原状を改め、学部卒業を厳しく認定する「出口管理」への転換
    • 研究者養成に傾きがちだった大学院に、高い専門知識を持つ社会人を養成する型の修士課程を別個に設ける
    • 教授会中心の大学運営を学長・学部長主導の運営に改める