じぶん更新日記1997年5月6日開設Y.Hasegawa |
秋吉台の夕日。連休真っ最中ということで日中は相当の渋滞があった模様だが、さすがにこの時間帯となると人影もまばら。静けさの中にヒバリの高鳴きなど。 |
【思ったこと】
990502(日)[一般]大きくなったらなりたい職業 第一生命がまとめた「なりたい職業」の調査によれば
このニュースは土曜日朝に床屋さんの店内のラジオで初めて聞いた。私が、「調査が行われたのは昨年夏だというから、『天うらら』とかいうNHKの連続TVドラマの影響ではないかなあ」と言うと、床屋の兄ちゃんが「でも、男の子が朝8:15頃にそんな番組に熱中するやろうか?」と答える。そう言われて見れば、うちの子も7:30には登校を始めているからこの影響はちょっと考えにくい。「TVチャンピオン」の大工選手権の影響だろうか。それとも私の知らない大工漫画の連載でもあるのだろうか。 もっとも、この調査、ラジオや新聞で伝え聞いた限りでは少々荒っぽい集計をしているようにも思える。ラジオでは確か数十万人規模の調査をしてその中から無作為抽出したと言っていたが、それだけの人数を調べたのに何でそのナマのデータを活かさないのだろうか。 それと、なりたい職業などというのは、幼稚園と小学校低学年、高学年で大きく変わってくるものである。私の場合も幼稚園の頃はずっと「バスの運転手」、そのあと「人工衛星の運転手」、高学年になってからは「科学者」へと変化した。報道されたランキングではそういう年齢による変化を無視して単純集計してしまっているので、なにがしか時代変化があったとしても、高学年における変化なのか幼稚園レベルでの変化なのか、すぐには分からないところがある。 と言いつつ、大工さんとか食べ物屋さんがトップなったことを私なりに解釈してみると、やはり、行動内在性の結果が随伴しやすい職業、つまり仕事の努力量に完成という結果がダイレクトに随伴する職業が人気を呼んでいると言うことはできるだろう。同じ物づくりでも、オートメーションや分業化が進むと自分の努力の結果が見えにくくなってしまう。この問題はスキナーがずっと昔から何度指摘していたことだ。 男の子の第二位の「博士・学者さん7.9%」というのはどう解釈したらよいのだろうか。一口に学者といっても専門分野によって仕事の内容は大きく異なる。子供は内容まで立ち入って理解することができないので、ステイタスとか周囲からの尊敬にあこがれているということなのだろうか。じぶんの好きなテーマに取り組めるというのは「学者さん」の大きな魅力ではあるだろうが、研究の行き詰まりで悩むこともあれば、仕事に追われて過労のあまり早死にすることだってある。それほど楽な職業だとも思えないのだが....。 ま、ネットを通じていろんな職業に携わっている人のWeb日記を小・中学生が気楽に読めるようになれば、いろんな職業に対する幻想も消え、より現実的な選択をするようになるかもしれない。もっともあんまり現実的にとらえすぎて「なりたい職業無し」などという傾向が高まっても困るけれど...。 |
【新しく知ったこと】
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【ちょっと思ったこと】
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【生活記録】
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【5LDKKG作業】
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【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。)】
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