じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Y.Hasegawa

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[今日の写真] 理学部の芝地に生えるサワトウガラシ(たぶん)と時計台。平日にはあまり見かけない動物が偶然写っていた。


5月9日(日)

【思ったこと】
990509(日)[日記]執筆開始二周年(4):コメントしやすい日記

 昨日の日記で、私がよく読む日記と拝見する手順について書いた。このことに関連して、ほぼ毎日更新している日記読み日記(←5/9は夕刻〜夜に外出していたためサボってしまった)についてふれておきたいと思う。

 この日記読みは1997年の6月6日から執筆を開始しているものだが、私の手元には同年7月1日以降分しか保管されていない。最初は日記名と筆者自身による一行コメント、それに一行以内の注釈を付け加えただけのもので、単なる当日限りのリンク集のようなものだった。最初にアップしたのは「おもふこと」と、「たえの徒然日記」、翌日が「今日のわたしの行動」、「『いい加減な毎日』」、「BOWDO」、「れすッ!」となっている。現在日記執筆を休止されている人、日記名を変えた人もおられるが、これらの日記は今でも何かしら痕跡をたどることができる。

 今のように比較的長めのコメントをつけさせていただくようになったのは97年の11月中旬から。これは、当時、ネット掲示板・伝言板への書き込みを自粛したことと連動している。掲示板へ書き込む時間が減った分、日記読みの感想を書く時間が増えたというわけだ。この変更後に、最初につけさせていただいたコメントは
  • 円相日記11/12「顔面根性焼き」
    【最近、少しずつ喫煙者のマナーの悪さを指摘する記事を目にする。この日記にあるような傷害事故はもちろん、吸い殻を路上に平気で投げ捨てる行為は目に余るものがある】
  • カフェサンチスタ エスプレッソ/日記11/12 新聞各社の特徴あれこれ
    【スクラップブック絡みで大変参考になった。】
  • 喜遊楽的生活11/12「イチョウ」
    【岡大のイチョウは今日が最高、歩道はいちめん黄色の絨毯です。あの絨毯の上を、本を小脇にかかえ、物思いに耽りながら歩くかやすがさんの学生時代の姿を思い浮かべてしまう。】
  • しんつま日記11/13 番外編+新婚旅行日記50最終回
    【何はともあれ、新婚旅行日記で50回連載というのは凄い。ギネスブックに載るのでは?】
  • YES's Diary 11/13月は人工的に作られた?
    【Yesさんが私と同じ天文少年だったことを、どこかで拝見したことがある。さすが記述が正確だ。月と太陽の視直径がほぼ同じであることや、月がいつもほぼ同じ面を向けていることは私も昔から不思議に思っていた。地球と月の距離が1光秒であることは、かつて地球の自転が今より速かったことを考えると、偶然であろうという気がする。地球の自転が速かったときには、もっと近いところに月があって、常にその時代の1光秒の距離であったというなら、重大な発見だけれど。】
というコメントが載せられていた。ちなみに、いちばん上の「円相日記」の執筆者は、現在も別の日記名で更新を続けられておられる。どなたかお分かりだろうか。

 さて、昨日とりあげた「よく読む日記」と、「日記読み日記」の対象となる日記とは必ずしも一致しない。「日記読み」としてコメントしたくなる日記というのは、その性質上どうしても、論評系、考察系、がくもん系が中心となる。逆に「生活ほのぼの系」は取り上げにくい。ヘタに感想を述べるとイヤミになってしまうからである。

 試みに、本年1月1日から4月30日までにコメントさせていただいた日記のうち、頻度4回以上のものをこちらに掲げてみた。上述のとおり、私がよく読む日記の中でも、特に、がくもん系、論評系が多くなっていることが分かる。なお、同じようなリストは、1998年7月11日の日記(データは1998年1月〜6月までの分)でもとりあげられている。現在日記執筆を休止されていたり、日記猿人への登録を抹消された方もおられるが、顔ぶれはあまり変わっていない。なお、知恵子さんの「わたしのにっき」は、昨年7月11日の時点では【執筆終了】と表示してあるが、現在ふたたび執筆を再開されておられる。念のため。

 それから、これも念のため言っておくが、リストにあがっている日記の主張内容は、私自身の諸々の主張内容や価値観と一致しているわけでは決してない。というより、万が一、私と全く同じ物の見方をする日記があったとしたら、読むだけ無駄である。何も新しいものを得るところが無いからだ。

 少々大げさな話になるが、5/3の朝日新聞社説の言葉を借りれば、最近の「公共性」をめぐっては
  1. 国民が基本的に同質な価値観を持つとみるところから出発し、伝統的な道徳や権威、文化を復権させれば、失われた秩序と規律を回復できると考える
  2. この社会は異質で多様な価値観を持つ人々の集まりだという前提に立ち、合理的な民主主義の手続きに習熟して対立や摩擦を解消することを重視する
という2つの対立的な流れがあるという【5月5日の日記参照】。Web日記を通じてさまざまな物の見方や価値観にふれるということは、このうちの2.の流れにとって大切なプロセスであるように思う。また2.を尊重する者どうしが意見を表明しあう限りにおいては、日記読みがトラブルを引き起こすことはあり得ないはずだ。
【ちょっと思ったこと】
【新しく知ったこと】
【生活記録】
【5LDKKG作業】
  • キュウリのネットかけ。オクラ植え付け完了。隣の畑のおじさんにトマトの支柱の建て方を教わる。
【スクラップブック(翌日朝まで、“ ”部分は原文そのまま。他は長谷川による要約。)】