【ちょっと思ったこと】
- 1/10の朝日新聞に、西暦2000年から2009年の呼び方をめぐって専用のHPが開設され、人気投票を実施しているとの話題が取り上げられていた。
昨年末の日記にも書いたように、西暦は0年ではなく1年から始まっているので、2000年を新たな始まりとしてしまうと、最初の区切りだけ「西暦1年〜9年」あるいは「西暦1年から99年」、「西暦1年から999年」というように10年(100年、1000年...)間の区切りより1年分短くなってしまうという不都合が生じる。この点ではまことに奇妙な話だと思うが、とにかくランダムハウス英語辞典によればdecadesは「ゼロで終わる暦年から始まる10年間」と定義されており、何らかの呼び方が求められているようだ。
さっそく専用のHPにアクセスしてみたところ、「the naughties ("naught-ies")」、「the double-o's (2007="two-double-oh-seven")」など12のとりあえずの候補と「more names」の案内、「Submit your own suggestion」の記入欄などがあった。英語の語感は分からないので私自身が推薦することはできないが、「the O-O's (pronounced "uh-oh's")」なんていうのはユニークで面白いと思った。
日本では何か特別の呼び方が提唱されているのだろうか。単に「2000年代」では西暦2000年から2999年(本当は西暦2001年から3000年だと思うんだが)の1000年間の意味にもとれるので混乱を招く。いちばん妥当と思われるのは「2000ひとけた年代」という言い方。2010年から2019年は「2010年代」と呼べば一貫性が出てくる。
元の新聞記事で多少気になったのは“2010年代は「Teens」になりそうだ”という部分。ランダムハウス英語辞典に
日本語の「十代」とは異なり,10,11,12歳は含まない.11,12歳を含めたいときには eleventeen, twelveteen などと臨時造語をして断ったりする.
とあるように、「teens」と呼んでしまうと2010年から2012年は含まれないことになってしまうように思うのだが抵抗は無いのだろうか。
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