【ちょっと思ったこと】
- レオマワールド休園
5/11の朝日新聞によれば、香川県にある大型テーマパーク「レオマワールド」が運営難のため9月から長期休園することになったという。
「レオマ」とは、「レジャーはオオニシ(大西進・社長)にマかせろ」という意味だったと聞いたことがある。その後の経営状態もあまり芳しくないと聞いたことがあるが、いつぞや大西社長が、本州と四国を結ぶ三橋が開通すれば、例えば、明石海峡大橋を通ってレオマで一泊し、瀬戸大橋を通って帰るというようなお客が増えると言っておられたのを耳にしたことがあった。今回の休園決定は、三橋開通後も入場者が期待通りに増えなかったことによるものかと思う。
レオマワールドは、長崎から岡山に引っ越した年に開園、その年の職員福利厚生企画に参加する形で訪れたことがあった。その時に印象に残ったのはオリエンタルトリップのゾーン。いっぽう、マジカルストリートやキンダーガーデンは、TDLの焼き直しみたいな感じで、規模としても目新しさという点でも今ひとつ魅力に欠けるように思った。岡山から訪れる場合は、瀬戸大橋往復の料金に加えてTDLよりちょっと安い程度のチケット料金がかかってしまう。どうせお金を使うならTDLでも行った方が....といったところか。アトラクション全体もそう何回も楽しめるものではなく、結果的に一度行けば満足ということころがある。
長期休園後に、閉園となるのか規模縮小になるのかは検討中ということであるが、上に述べたオリエンタルトリップなど、せっかくの施設を取り壊してしまうようなことになるとすれば、まことに勿体ない。このさい、リゾートホテルを介護施設として県に提供するとか、遊戯施設を一部残して「レジャー」自体を研究テーマとする新しいタイプの大学でも作るとか、とにかく客集め以外の用途を念頭にいれた活用策を検討してもらいたいものだと思う。
- 奇怪な?朗読
車の運転中にNHKラジオ第二放送を聞いていたら、18時10分頃から「朗読」の時間が始まった。担当は広瀬修子アナ、読み上げられたのは、私の記憶が正しければ
日本の思想/丸山真男(ISBN:400412039X)
の一節であった。確かに丸山氏の記述は論理明晰で「論者の信憑性を低下させる」レトリックとか「西洋思想はもう古い」に依拠した主張が展開されたというような指摘を聞き取ることができたけれど、とにかく文語調で漢語が多く、少なくとも運転中に聞いていると眠くなってしまうような内容だ。この時間帯にこういう論説調の書物の朗読を聞く人ってどういう人なのだろう、とふと疑問に思った。ちなみに、以前にも同じ時間帯に「安寿と厨子王」とか、タイトルは忘れたが切腹場面を描いた歴史小説の朗読を聞いたことがあったが、これらはなかなかリアルだった。
|