じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
農学部農場の一角で見つけた「キツネノタイマツ」。図鑑によれば畑などの腐植質に富んだ地上に生えるという。似たものとして、「キツネノエフデ」や「キツネノロウソク」がある。 |
【ちょっと思ったこと】
風通しのよいマンションが必要 梅雨前線が日本海側まで北上し、7月10日の岡山の最高気温は33.8度、最低気温は26.0度であり、この夏最初の熱帯夜を記録した。10日から11日にかけても蒸し暑い夜が続いた。 もっとも熱帯夜とはいえ、風通しをよくすればけっこう眠れるものだ。もともとエアコンも扇風機も嫌いな私は、ベランダの網戸近くまで布団をずらして、外気にあたりながら寝ている。これで暑さを感じることはない。 そう言えば先日ラジオで、この夏、東京で停電がおこるかもしれないと言っていた。原発の運転再開すれば何とかなるらしいが、それにしても無駄な電気を使いすぎると思う。本来、アパートやマンションを風通しのよい設計にすれば、真夏でも外気だけで十分に過ごせるはず。日本人の身体は、28度以下なら耐えられるようにできていると思う。問題は、風通しが悪く、熱気が室内にこもってしまうこと。外が25度でも室内は32度なんていうことがありうる。 防犯上の問題もあるだろうが、高層マンションであるなら徹底的に風通しに配慮すべきだと思う。先日のラジオでは、東京都の電気使用量は「オフィス:工場:家庭=4:3:3」の比率であると言っていたが、住居の間取りを工夫するだけでずいぶんと電気代の節約になると思う。 余談だが、車のエアコンだって、そんなに必要とは思われない。私自身は、雨の日と高速道路走行時以外はエアコンは使わず窓を開けて走っている。これで十分涼しいし、何よりも、体調を万全に保つことができるのがいい。 ホンモノの「人間ドキュメント」 各種報道によると、6月27日のNHK「にんげんドキュメント」で、俳句を詠みながら四国霊場八十八力所を巡るお遍路さんとして紹介された80歳の男性が9日、12年前の殺人未遂容疑で逮捕されたという。テレビを見た千葉県警の警察官が連絡をしたというが、映画やドラマならともかく、こういうことって現実にあるんですなあ。 多少気になるのは、「左胸などを包丁で刺して1カ月のけがを負わせた疑い」というのが殺人未遂にあたるのかどうかということ。左胸を狙ったというところが殺意の根拠になるのだろうが、たまたま右ではなく左側に刺さってしまったという可能性もある。もちろん罪を犯したこと自体に代わりはないが、単なる傷害事件であるなら時効が成立しているはずだ。 「人間ドキュメント」は放送時間が遅いので滅多に視たことがないが、できれば再放送してもらいたいところだ。事なかれ主義はやめてもらいたい。八十八番目のお寺で最後の俳句を詠み自首するという結末になるともっとよかったが、逮捕されてしまったいま、今度は、事件後にどういう人生をたどったのか、釈放(あるいは出獄)後に再びお遍路を続けるのか、という続編が作られると、ホンモノの人間ドキュメントになると思う。 [※7/11追記] NHKにんげんドキュメントの放送記録からは、この番組の部分がすっかり削除されていた。検索をかけたところ、hero.orgのサイトの中に、幸月さん(今回逮捕された男性)の書籍の紹介があった。また、ニュースによれば、この番組はもともと、NHK四国スペシャル「草遍路 終わりなき旅」として5月30日に放送、後に「にんげんドキュメント:生きていくから歩くんだ」として6月27日に放送されたことが判明した。 これはあくまで 前期の終わりが見えてきた 岡大では、4月から7月下旬までの前期と、10月から2月までの後期、というセメスターをとっている。このうち、木曜日の5〜6限に担当しているゼミは、翌週17日には大学院の合同演習、翌々週の24日は卒論生の合同演習が行われるため、ゼミだけの集まりとしては10日で早くも終了となった。このほか、21日が祝日となる月曜日の授業も14日で実質終了(28日は課題提出のみ)、また水曜日の教養科目は、16日が最終で23日に期末試験という日程になっている。 前期は同僚の都合もあって特にコマ数が多く、また最近では夕刻、毎日のように会議が開かれているが、あと一週間頑張ればなんとか乗り切れそうになってきた。 |