じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
ドイツの森で見たブルーサルビア(ファリナセア)。これだけたくさん植えられていると見事。 |
【ちょっと思ったこと】
阪神はあと何勝すれば最下位にならずに済むか 首位を独走する阪神が2位ヤクルトに快勝し、ゲーム差を16.0、貯金37、優勝へのマジックを41に減らした。 残り56試合、現在の勝率が.723であることを考えると、この率で勝ち続ければあと40.488勝は可能。このさい、100勝めざして頑張ってほしい。 しかし、長年ダメ虎に期待を裏切られ続けてきたファンの中には、この数字を見てもまだ優勝は確信できず、むしろ、今年もまた連敗を重ねて最下位に転落するのではないかと心配をしている方もおられるのではないかと思う。そこで、あと何勝すれば阪神の「非最下位」が確定するのか、ちょっと考えてみた。 まず、いちばん簡便な目安は、あと10勝すれば絶対に最下位にはならないということ。年間140試合であることから、あと10勝すれば70勝69敗1分以上となる。阪神の勝率が5割を上回れば、少なくとも1チームは勝率5割未満となるので絶対に最下位にはならない。これがとりあえず十分条件だ。 次に、これは非常に縁起の悪い話になるが、阪神が残り試合に全敗したと仮定しよう。残り56試合なので、この場合の最終成績は、 ●60勝79敗1分 となる。そこで、他のチームがすべて79敗以下という結果(厳密に言うと、巨人は引き分けが1つあるので79敗の時は同率、巨人以外は引き分けがないので、同じ79敗の時は勝ち数が1つ上回る)が起こりうるかどうかを考えてみる。上記では阪神が全敗すると仮定しているので、これを考慮すると、
(46+45+44+52+45)÷2=116 計算をやさしくするため引き分けは無いと仮定すると、残り116試合で必ず116個の黒星が発生することになる。いっぽう、各チームが79敗以下を守るために、今後負けられる数(*1)は
では、実際のところ、阪神はあと何勝すれば「非最下位」が確定するのだろうか。 かりに阪神があと9勝したとすると、残りの最大負け数は70敗に減少する。その時に他チームが負けられる数(上記*1のリスト)の合計は、それぞれ9ずつ減って126敗となる。ここから、阪神が9勝することによって発生する9個の黒星が差し引かれるので、117敗まで可能。ギリギリだが、やはり10勝は必要ということになる。 もっとも、上記の星勘定をするまでもなく、最下位にならないためには、勝率5割以上となることは理論的に必要条件であるとも言える。、
余談だが7月22日の朝日新聞記事によれば、阪神タイガース主催試合の観客動員数が21日のヤクルト戦で早くも200万人を突破したという。主催44試合目は1993年に並ぶ球団史上最速タイ記録であるという。なお同記事に紹介されている世論調査(21日実施の電話調査)によれば、好きな球団は巨人34%、阪神19%、3位が中日とダイエーの各4%、残りは3%以下であったという。やはりなにがしかの経済効果はあると思う。 |