じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
グロリオサ。この日記では、2000年の7月1日と2001年の7月8日に写真を載せたことがあった。いずれも「狐百合とも言われとおり、狐の顔に似ているようにも見える">」と書いたがこの時は赤花であまり狐には見えなかった。今回は黄花なので、なるほどそうか、と思える。なお、この球根はホームセンターの半額処分品で買ったため植え付けが遅くなり、例年より1カ月遅れて開花した。 |
【ちょっと思ったこと】
200人未満との予想が外れ大あわて 昨日の公開行事に引き続き、いよいよ、行動分析学会年次大会の学術集会が始まった。これまでの予約参加者(事前会費納入者)は約150名。地方で行われる学会でもあり(←宿泊予約の必要があるので、その日になってからちょっと参加してみようと思い立つような会員は居ないはず)、また過去の経験からみても、当日会員は50名未満であろうと予想をたて、領収書や各種資料、ネームプレート(首から吊り下げる名札)として200名分を用意。総数180名ならば何とか赤字も解消できる、少しでも多くの方に来て欲しいと祈るような気持ちで会場に向かった。 ところが、受付予定の30分も前からすでにロビーは人でいっぱいになる。受付には長い行列ができ、そのうちに、用意していた参加証が足りなくなりそうだという情報が受付の学生より伝わってきた。受付の箱には1万円札や5000円札がどんどん貯まっていく。おかしいなあ、いったい何人が来たのだろうと首をかしげていたのだが、なっなんと夕方までに 290名が参加していた ということが判明した。最初からそうと分かっていたら、もうちょっとアルバイトを増やし、湯茶サービス初め各種対応ができたのにと思いつつ、学会年次大会といえども、お客様(=参加者)は神様であり、すべてはこちらの見通しの甘さにあったと反省しつつ、参加証をあわててカラー印刷するなど、必死に対応した。 次に混乱が起こったのが、大会議室で行われたポスター発表であった。例年、ポスター発表というのは、それぞれの発表者のまわりに2〜3人が集まる程度であり、まして朝一番に設定したことで閑古鳥が鳴いたらどうしようとそっちのほうが気がかりであったのだが、実際は背中が触れあうほどの混雑ぶりとなり、熱気で室内は30度近くまで上がってしまった。これはイカンと思案したあげく、急きょ、隣の小会議室とのパーティションを取り払いスペースを広げて対応した。発表者や来訪者の協力を得て 空いたスペースまでポスター発表の最中に、ついたてを移動する という前代未聞の珍事が起こってしまった。 その後も、アルバイト人員が不足したため、むかし、霊長研で同じ時期に共同利用に来られていた先生方(いまは全員教授になっておられる)に声をかけて、机や椅子の移動を手伝ってもらうなど迷惑をおかけし続けた。 このほか、緊急に配布したい印刷物があるとの要望が何件かあった。これも人手が足りなく、私自身がコピー機のある施設まで足を運んだりしたのだが、慌てているとロクなことは起こらない。コピー機が紙詰まりを起こした上に、うっかり、原稿の裏表を逆にして真っ白けのコピーをしてしまうなどミスが続出して大あわてだった。 なお以上は、私個人の苦労話だったが、当初心配されていたホール、大会議室のマイク、照明、パワーポイントの映写などはすべて順調に進んだ。また、自前の参加証が不足するという混乱の中でも、普通の領収書の発行でとりあえずその場をしのぎ冷静に対応してくれた。これらはすべて、アルバイト学生の周到な準備によるものである。深く感謝申し上げたい。 ある学会理事は、当日会員が大幅に超えた一因について、大学教員の忙しさにあるのではないかと解釈しておられた。予約参加費を払ってしまうと、急用で不参加を余儀なくされても払い戻しは断られる。多少割高でも当日受付のほうが便利だというわけだ。とはいえ、当日の見込みが立たなければアルバイト要員の数や、看板の注文、非会員にお渡しする旅費の見込みも立たない。このさい、学会参加取消保険(予約参加費を払った後、真にやむを得ない事情が発生した時は、それを証明することにより、参加費分が取り戻せる保険)などがあれば便利かと思った。 ま、何はともあれ実質1日目が終了。2日目の午前中のフォーラムは私自身が司会・進行をつとめ、午後のシンポでは指定討論をすることになっている。これもいま考えると無謀な計画であり、実行委員長はあくまで本部詰めであるべきだった。何もトラブルが起こらなければいいのだが... |