じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
9/16の日記にヒガンバナの花芽の写真(左側)を掲載したが、その後白い花が咲いてびっくりした。そう言えばこの場所にはリコリスを植えていたのだった。リコリス(Lycoris)はヒガンバナ、狐のカミソリ、ナツズイセンなどの総称であり、9/23の朝日新聞「花おりおり」にはそのうちのシロバナマンジュシャゲがショウキズイセンの雑種として紹介されていた。ここに掲載した花とはちょっと品種が違うように見える。 |
【ちょっと思ったこと】
すっかり秋 9月中旬までは最高気温30〜35度、最低気温25度以上の残暑が続いていたが、22日朝の最低気温はなんと16度。最高気温が25.1度というから、10日も経たないうちに10度も下がったことになる。「暑さ寒さも彼岸まで」の通りとなった。 最近は18時頃にはすっかり暗くなってしまう。それと秋の虫の声がすごい。22日の夕刻は、研究室の外でもマツムシが鳴いていた。 夕食後の散歩時には、東の空にペガサスの大四辺形とアンドロメダがくっきりと見えた。火星の輝きも幾分弱々しくなってきた。 競争社会と家柄 自民党総裁選を受けて小泉第2次改造内閣が発足した。竹中経済財政・金融相の留任が話題になっているが、人気のあった塩爺の離任については話題に上がっていないようだ。また、「おかやま内閣」と言われた総務相と経産相が交代し、岡山県選出の大臣はゼロとなった。 ところで、自民党三役と今度の組閣の顔ぶれを見ると、安倍晋三・自民党幹事長、福田康夫・官房長官、石原伸晃・国交相、中川昭一・経産相というように、親子二代の政治家が多いことに気づく。このほか、麻生太郎・総務相は吉田茂・元首相の孫にあたるという。競争社会とはいえ、政界のリーダーになるためにはやはり家柄も必要なのかと思ってしまう。 政治家になるためにはやはり地盤と人脈が必要。同じ能力があっても、家柄がよければ重要ポストに先につける。いくら能力が高くてもポストにつけない人は実力を示すことができない。また、家柄のしっかりした人のほうが頼る人も集まり、支援者の輪が広がる。 もちろん、今回の人事は、総裁選という競争の上で成り立っているわけだから、貴族社会や旧ソ連の官僚主義とは明らかに異なる。とはいえ、大規模な政権交代でもおこらない限りは、一人の人間が地盤や家柄と全く無関係に、個人の努力だけで大臣になるというのはかなり困難ではないかという気がする。そういう人が大臣になるためにオススメのコースは、オリンピック選手、キャスターといったところかなあ。きゃーっ スペインの巡礼 9/23の朝5時台のNHK「地球乾杯」(再放送) でスペインの巡礼の様子を伝えていた。四国八十八カ所、メッカ、チベット・カイラス山などいろいろな宗教の巡礼が浮かぶが、キリスト教の巡礼の様子は初めて見た。正確な地名は忘れたが、スペインの聖地サンティアゴを目ざして、バックパッカーの格好で何百キロも歩く人達がいる。御利益や奇跡を期待するというよりも、長い道のりを苦労して歩きながら自分を見つめ直し、立て直していくことに意義があるようだ。 私自身は全くの無宗教であるが、年を取ってなお健脚であれば、四国はもちろん、チベットのカイラスにもぜひ行ってみたいと思う。というか、海外トレッキングなんていうのも、ある意味では巡礼と同じ意味があるかも。 [※9/23追記] こちらに巡礼の道についての詳しい情報があった。 |