じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
座主川沿いに咲くムシトリナデシコ(コマチソウ)。青花の矢車菊、アカバナユウゲショウも見える。 |
【ちょっと思ったこと】
世界一の姓と、シンデレラの靴 夕食時に「クイズ ミリオネア」の一部を視ていたところ、世界一の人口を擁する姓は、「李」、「王」、「張」、「金」のうちどれかという問題が出された。正解は「李」で、ギネスブック2004年版によれば、約8700万人にのぼるそうだ。かつて岡大の留学生にも「李」姓の学生が居た。北京や東北地方に多い姓ではないかと思う。 私自身は、「王」ではないかと思っていた。2年前、東チベットの走破ツアーに参加した時、運転手5人のうち3人が「王」さんという姓であった。中国では、少数民族出身者が漢族姓を名乗る場合があり、そのさいに「王」が多いというような話を聞いたことがあったからである。 韓国・北朝鮮に「金」が多いことは知っているが、中国の膨大な人口にはかなうまいと思った。 ギネスブックでは「李」が一番多いとされているようだが、こちらでは「張」が最多で1億人を超えると書かれてある。他にも「張が最多」とするサイトは多い。このほか、こちらの中国語サイトには ●華人最大的十個姓是:張王李趙陳楊劉周這十個姓占華人人口40%約四億人. というような記述があり、ここでも「張」が筆頭に挙げられていた。ギネスブックはどういう根拠で「李」を最多としたのだろうか。 [※5/14追記] 「張」姓が筆頭に掲げられていることについて、kous様よりさっそく以下のような情報をいただいた。漢学の知識が皆無の私にとって大変参考になります。ありがとうございました。 中国には「張三李四」という言葉があって、張家の三男坊、李家の四男坊という意味なのですが、どこにでも転がっている特長のない人、というような意味になります。張と李はそれだけ多いということなのですが、特に張姓は皇帝を出したことがなく、(李は唐朝の姓)軽んじられていることが張が先に出る理由のようです。 もう1つ、シンデレラが履いていた靴は、グリム童話版では、ガラスではなく、木か、金か、ダイヤモンドかというようなクイズがあった。正解は「金の靴」ということであり、ネットで検索したところ、こちらに詳しい解説があった。 このことで改めて気づいたのだが、私はこれまでシンデレラというのはグリム童話の1つだと思っていた。しかし、子どもの頃に読んだ、『世界童話文学全集3 グリム童話集』(講談社、1960)を書庫から取り出してみたところ、シンデレラは再録されていない。日本ではペロー版が広く紹介されており、古くは9世紀、南中国やベトナムの民話にも類似のストーリーがあるらしい。 余談だが、東京ディズニーランドのシンデレラ城というのに2回入ったことがあるが、あれって、シンデレラのストーリーとは何の関係も無いように思った。あれはあれで子どもたちも喜ぶだろうが、どうせなら、もっとファンタジックなアトラクションにすればよいのに。 おやっ?阪神1人勝ち 5/13のプロ野球セ・リーグの阪神巨人戦は、福原投手の活躍で4-3で阪神が勝ち、通算19勝15敗、貯金4、2位とのゲーム差を2.0とした。 13日終了時点でおやっ?と思ったのは、2位チームは、巨人、広島、横浜でいずれも勝率5割、残る中日とヤクルトが共に14勝16敗で借金2となっている。ありえないことだとは思うが、もし14日に阪神が広島に、ヤクルトが巨人に、中日が横浜に勝つと、阪神以外はすべて借金となる。まだまだ貯金が少ないとはいえ、形式上は阪神の1人勝ち、これで連覇の道が開けてきた。 昨年はどうだったかと、日記ログを調べてみたところ、5/21の時点で、貯金15、2位と7ゲーム差、これはまさに平成の珍現象であると書かれてあった。あの時点では、阪神が大差で優勝するなどということは思ってもみなかった。 今年貯金が少ないのは、何と言っても、横浜に勝てないことだろう(現在0勝5敗)。4/9の日記に書いたように、ことしの阪神優勝のカギは、横浜・佐々木投手の調子にかかっているようにも思える。 |