じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] ノウゼンカズラ。アパートの横で、かれこれ一カ月以上咲いている。サイトで検索したところ、花の筒が長いことから、正式には、アメリカノウゼンカズラ(亜米利加凌霄花)ではないかと思われる。

 別の場所で、ポット苗を植えて育てたことがあるが、最初の数年は、全く花が咲かない。ところがいったん、根が張ると猛烈に蔓を伸ばし、所構わず巻き付いてしまうので要注意。


8月4日(水)

【ちょっと思ったこと】

あっと驚く豆台風上陸

 8月4日正午に、和歌山県潮岬の南南東約300キロの太平洋上で「発生」した台風11号は、四国東部から兵庫県相生市付近を通過し、8月5日午前3時ごろに日本海に抜け、午前6時に(「台風」の基準を満たさない)熱帯低気圧に変わった。

 気象衛星映像によれば、この熱帯低気圧自体は、4日の朝から立派な雲の渦を形成しており、台風に「格上げ」されるかどうかは微妙なレベルにあった。結果的には、「発生」から18時間で再び「熱帯低気圧」に格下げされるという、短命台風に終わったようだ。

 そうは言っても、台風はやはり台風。岡山県東部の虫明(ムシアゲ)では、8月4日の23時〜24時の1時間に24.5ミリ、8月5日の0時〜1時のあいだには70.5ミリの猛烈な雨を記録した。その北の和気町でも、それぞれ12.0ミリ、65.5ミリを記録している。

 岡山市内の雨は、8月4日の合計雨量が6ミリ、8月5日は午前5時までで4ミリ、ということで、ちょっとした俄雨程度に終わったが、もともと水害には弱い土地柄である。台風がほんのちょっと西寄りのコースをとっていたらどうなったことか、ゾッとする。





不可解な侵入事件、書類送検

 7月29日の日記で、水島署刑事2課の40歳代の男性警部補が、25日午後6時50分ごろ、倉敷市玉島道越の同市西部最終処分場に塀を乗り越えて侵入した疑いで近く書類送検されることになったと書いた。8月5日付朝日新聞岡山版記事によれば、県警は4日、この警部補を建造物侵入の疑いで玉島区検へ書類送検した。また、県警監察課は4日付でこの警部補を減給100分の10、ーカ月の懲戒処分にし、警部補は同日付で依願退職したという。

 この「事件」については、7月29日の日記で、
  • なにゆえに、非番の日の夕刻、わざわざ最終処分場の塀を乗り越える必要があったのだろうか。最終処分場には盗まれて困るようなゴミは持ち込まれていないはず。
  • 最終処分場には警備員が巡回しており、110番通報したということ。そりゃ、不審者の侵入は誰だって歓迎しないが、最終処分場でなぜそのように厳重に警戒する必要があったのだろうか。
  • 「施設のそばに男女」とあるが、これも妙だ。まだ明るい時間に、最終処分場のすぐ横でデートをするカップルが居るだろうか。
と疑問を呈したところであるが、今回の記事を見ても、納得のいく説明は書かれていなかった。

 7月29日記事内容と1つだけ異なっていたのは、「倉敷市玉島道越の同市西部最終処分場に、塀を乗り越えて侵入した疑い」という部分が、「倉敷市の汚水浄化施設に塀を乗り越えて侵入していた疑い」と変更されていた点。ということは、埋め立てゴミではなく、汚水浄化処理だけを行う施設である可能性が高まったが、何を目的にそういう場所に侵入したのだろうか。

 1つだけヒントになりそうなのは、“当時、施設のそばに男女が乗つた車が止まっており、警部補は「車内の様子を見るために入った」と供述した”という記述である。しかしこの場合でも、単なる「覗き」目的なのか、車内でシンナーを吸っている疑いがあったのか、あるいは性犯罪や心中の疑いがあったのかによって、事件性は変わってくる。西郷正実警務部長は「県警の総力をあげて街頭犯罪抑止に取り組んでいる最中にこのような不祥事が発生し、大変申し訳なく思っています。今後とも指導を徹底し、県民の信頼回復に努めます」との談話を出したというが、不祥事の中味が分からなければ、信頼回復しようが無い。

【思ったこと】
_40804(水)[心理]「活きる」ための心理学(20)講座全体についての反省

 自治体主催の生涯学習講座の講義メモの最終回。受講生の方々からいただいたアンケートに基づいて、この講義全体についての反省を述べることにしたい。
  • 講義内容についての満足度について
    • 非常に満足 25%
    • 満足 50%
    • どちらともいえない 25%
    • やや不満足、不満足 0%

     マイナス評価がゼロというのは嬉しい限りであるが、このアンケートは最終回の受講者から任意で提出されたものであることを考えると、甘い見方であるかもしれない。受講料が安く、また各回完結型としていたので、途中で講義内容に不満を持った方々は最後まで来ていないという可能性が高いからである。

  • 担当者(私)へのメッセージ(あくまで抜粋。一部改変)
    • 物事を多面的(多角的)にとらえる必要性を今まで以上に感じた。
    • 大学教授は話の上手な人と下手な人がいる。今回は良。
    • 大学の臭いが少し感じられ、よかった。
    • 最近の大学の講義方法を垣間見たよう。
    • ボランティア活動に有用。
    • 長谷川HPやWeb日記に出合えてよかった。
    • 迷いがあったがふっきれたようだ。
    • もっとゆっくり聞きたかった。
    • 第1回は退屈だったが、2回目以降から面白くなった。
    • 概容的で難しかった。
    • 人生を楽しく過ごされていく工夫が素晴らしい。
    • クイズのように具体的な提示が興味深く聞けた。
 ということで、全般的には良い評価をいただいたようである。

 この講義は、土曜日の午後に担当させていただいたが、個人的な事情として、この期間、月曜日から金曜日まで毎日1コマ以上の授業がつまっており、この講義についての独自の準備をする時間がなかなかとれなかったのが残念。

 また、時間数から言えば、今回の内容をわかりやすく話し、かつ双方向的な授業として実施するためには、あと3回くらいは時間が欲しかった。そうは言っても、岡山市内から倉敷まで出向くには結構時間がかかる。講義時間は13時半から15時半の2時間であるが、途中で昼食をとることを考慮して11時すぎには岡山を出発、再び戻るのは17時頃になるというのが、かなりの負担になった。

 今回の講義は3回目のクイズの時間を除いて「喋りっぱなし」であったが、ここに書かれてある内容を含めて、私のホームページのほうに、講義概容や関連資料へのリンクを掲載した。このような形の双方向型講義形式は今後も続けていきたいと思っている。