じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
8月11日朝はよく晴れ、久しぶりに地平線からの日の出を眺めることができた。中央の建物は、岡大の本部棟。明日の朝もよい天気が続く見込み。早起きしてペルセウス座流星群の見物でもするか。
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【ちょっと思ったこと】
スポーツ選手は今でも年上に見える 今年の夏は、高校野球の中継を2回も観てしまった(岡山理大附属の試合と、砂土原vs塚原青雲戦)。プロ野球と違った独特の緊迫感、そして、練習の成果が現場にどのように生かされているのか、という点に大きな魅力がある。 高校野球中継を観ていていつも不思議に思うのは、出場選手たちと自分自身との年齢差の錯覚である。かつて私が中学生の頃は、高校野球の選手は「お兄さん」、高校生の頃は「同年齢」、大学以降は「年下の若者たち」というように、相対的な年齢関係が変化していく。今年の大会はとうとう自分の息子より年下の若者達が出場することになり、来年や再来年は、自分の娘と同学年が出場することになる。 ところが、相対的な年齢関係がこれだけ変化しているのにも関わらず、出場選手たちが、時には自分より年上に見えてしまうから不思議なものだ。つまり、私は、高校野球中継の時には、自分が中学生だった時と同じ目で試合を観戦しているのである。 そう言えば、大相撲の力士も、私にとっては今でも「年上」に見える。栃若時代、大鵬や柏戸や佐田の山の時代、そして、玉の海や北の富士が活躍した時代が心にやきついているせいもあって、いま全盛の朝青龍なども自分より年上に見えてしまうから不思議なものだ。 結局、年齢の変化を感じるのは、自分と個人的に関わりのある相手(親兄弟、配偶者、子ども、知人、...)だけに限られているのだろう。↓の記事とも関係するが、年齢変化というのは、本質的に、個体内の変化にすぎないからである。 |
【思ったこと】 _40810(火)[教育]不登校は改善されたのか 朝日新聞記事などによると、文部科学省は10日、平成16年度学校基本調査(速報)を発表。その中で、不登校児童・生徒数が前年度より5040人少なくなっていることが分かったという。 記事によれば、調査対象者は、国公私立の全小学生722万6910人と、全中学生374万8319人、このうち不登校の人数の内訳は、小学生が2万4086人(前年度比1783人減)、中学生が10万2126人(同3257人減)であった。 さて、この記事のデータを読むにあたってまず注意しなければならないのは、不登校者数が絶対数で示されていることだ。少子化の影響は無いのだろうかと思って、昨年データをこちらでチェックしたところ。
朝日新聞別記事でも指摘されているが、この不登校調査というのは、統計上のバラツキ(分類判断の信頼性、妥当性)に大きな問題がある。原因は、30日以上の長期欠席の理由である「不登校」、「病気」、「経済的理由」、「その他」という4通りの分類判断が実際には校長に任せられているためである。カウンセリングを受けていれば「病気」、私設スクール通学者は「その他」に分類するという指導を行っている県もあり、そういうところでは形式上、不登校出現率が低くなる。 この問題に限らないが、ある対策が有効であったかどうかを見るにあたっては、全体的な比率よりも、対象者がどう変化したのかを縦断的に調査していく必要がある。具体的には、個人別の追跡調査などが考えられる。 そのこととも連動して、その年度に新たに発生した不登校が何件あったのか、逆に、学校に復帰したケースが何件あったのかも把握する必要がある。 このほか、学校に戻ることを最終目的とせず、むしろ、引きこもりとならない形で居場所の確保を最優先に目ざすべきであるようなケースがある。このようなケースは「不登校者数」の全体数には全く反映されないが、フリースクールを経て社会への適応がうまくできれば、1つの成果として評価されなければなるまい。 [※8/11追記] 本日昼までに、こちらに、公式の速報値が公開された。要旨はこちらにある。関連情報の部分を引用すると、
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