じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
農場の片隅に咲くヒマ(トウゴマ)。7/21の日記にも写真を掲載したことがあるが、背景の田んぼは、あの頃と違って今では稲穂を垂れている。 |
【ちょっと思ったこと】
イチローさまのおかげで得をする51歳 午後、久しぶりに近くの温泉(健康ランド)へ。塩サウナに入っていたら、館内放送で、 お客様にお知らせします。イチロー選手の大リーグ記録達成を祝しまして、本日ご来場の皆様には、特別サービスを実施いたしております。お名前が、スズキ様、イチロウ様、には、...くそーっ、そんなの不公平じゃないかっ! と思ったところ、 年齢が51歳のお客様にも、.... と続く。サウナの中でその後がよく聞き取れなかったが、後でフロントに寄ってみたところ、 イチロー選手の背番号51にちなんで51歳の方は、お連れ様を含めて入浴料金を半額にいたします。 というサービスであることが判明した。というころで、すでに支払っていた家族3人分@525×3=1575円のうちの半額分788円を返金してくれた。ありがたや、ありがたや。 なお、家に戻ってから、イチロー選手の背番号がなぜ51番なのか調べたところ、こちらに回答があり、なんでも、ドラフト下位で指名された時に球団が割り当てた「51」がそのままアイデンティティになったのだという。 なにはともあれ「51」はまことに縁起のいい数字だ。どなたか、イチロー選手にあやかった51歳限定サービスをご存じの方は情報をお願いします。といっても、もうすぐ52歳になる私ではあるが。 天空の湖 10月3日21時からのNHKスペシャル「チベット 天空の湖 〜標高5000メートルに生きる〜」を視た。 ここでいう「天空の湖」とは、中国チベット自治区のラサから200キロほど南、ブータンの国境近くにあるプマユムツォという湖で、標高は5008m、面積は琵琶湖の半分ほど、標高5000メートル以上の湖としてはでは世界最大だそうだ。国境に近いためだろうか、長いこと外国人の立ち入りが厳しく制限されていた。 もっとも、率直なところ映像として伝えられた景観自体はそれほどもの凄いという感じではなかった。景色の美しさだけから言えばカラクリ湖とか、まだ未完成だが黄河源流域の湖のほうがスゴイと思う。標高5000メートルというだけだったら、この間訪れたボリビアの湖も大して違いない。チベットに限っても、マナサロワール湖のほうが迫力あるように思える。 「世界初となる湖の潜水撮影」というのも学術的には価値あるものかもしれないが、映像的にはどうかなあ。「地球!ふしぎ大自然」ネタになるくらいの情報があるなら別だが。 たぶんあの番組で一番感激的なのは、世界で最も高い所にあるというチベット人の集落での暮らしぶりだろう。寒さはそれほどではないように見えたが、とにかく、植物が少ない。そんなギリギリの環境で、たぶん、最善の家畜である羊を、やっとのことで育てる。もはや、自分は何のために生きるのか、とか、働きがいとは何かなどと考えている余裕はない。生きるために生きる、それがすべてであるように思えた。 であるならば、ここでは、人々の暮らしぶりだけに焦点をあてたほうがよかったかもしれない。もっとも、実際の取材はたぶん、6月頃と厳冬期の2回だけ。取材コストからみてこれが限界かもしれない。 |