じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
雨上がりの時計台前。アメリカフウ(モミジバフウ)の紅葉が見頃を迎えている。 |
【ちょっと思ったこと】
コロコロからくり装置と「ものつくり大学」 一日前の話題になるが、TVチャンピオンを、久しぶりに最初から最後まで視た。この日の話題は進め!!コロコロからくり装置王選手権(次週以降は、こちらにurl変更となる見込み)という一風変わったネイミングであり、内容は、ドミノ倒しに各種からくりを付加した「ルーブ・ゴールドバーグ・マシン」の技巧やユニークさを競うものであった。 ハイテク製品が容易に手に入る日常生活にあっては、てこ、振り子、バネ、ゴムひも、といった素朴な部品を組み合わせてもの作りに取り組む機会は奪われがちである。精密な動きを見せる機械があっても、どうせコンピュータで制御されているのだろうと驚くことさえなくなった。 そんななか、今回のような手作りの仕掛けを見るとホッとするところがある。もちろん、不器用な私には同じ仕掛けを作ることはできない。しかし、その仕掛けがどういう原理で動くのかについては、小中学校の理科の知識があれば十分に理解できる。だからこそ、「こんなことまでできるのか」という感動が生まれる。 決勝戦に残った3チームはどれも素晴らしく、甲乙つけがたいところがあった。結果はこちらに紹介されている通りであるが(次週以降は、こちらにurl変更となる見込み)、難易度の高いさまざまなな仕掛けにチャレンジした「木のおもちゃチーム」と、廃材の持ち味を活かしロマンあふれる装置を作り上げた「廃材アーティスト」との作品は全く互角であり、最終得点が1点差というようは妥当な評価であるように見えた。3位となった「板金職人チーム」は、ユニークさはやや欠けていたが、プロの技術が各所に活かされていた。 なお、決勝には勝ち残れなかったが、「ものつくり大学チーム」というのも予選で検討していた。この大学のことは2001年3月2日の日記で取り上げたことがあった。開設当初にはいろいろの疑惑が明るみに出てマイナスイメージを与えてしまったが、あの時の日記にも書いたように、大学の設立趣旨自体はどこも悪くない(現在の公式サイトはこちら)。開学から4年目を迎えいよいよ初の卒業生を送り出す時期に来ていると思われるが、今後の発展に大いに期待したい。 |