じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [今日の写真] 座主川沿いで見かけたアジサイの花(写真左)。花の形が変だしこんな時期に咲くはずはない、と念入りに調べたが、やはりアジサイの枝から咲いていた。写真右は、11月21日にも掲載したツツジの花。一輪だけ咲いているので初めて気づいたが、ずいぶんと長持ちするものだ。11月21日に比べると、背景の半田山の黄葉が進み、中腹にイエローバンド(エベレストにあるような黄色い帯)が目立つようになっている。

11/30追記]
11月30日の朝、再度確認してみたところ、アジサイではなくウツギの仲間である可能性が高まった。現在調査中。


11月29日(月)

【思ったこと】
_41129(月)[電脳]パソコン故障の教訓=重要情報はDドライブには保存するな

 2002年10月17日の日記にも書いたように、私は5GBのモバイル・ハードディスクを常に携帯し、自宅や研究室のデスクトップ・パソコン、授業や出張先で使うノートパソコンのPCカードスロットに挿入して仕事に使っている。いま愛用しているのはまさに2002年10月17日の日記で言及したディスク。あれから2年以上、毎日4〜5回の着脱を繰り返しているが、何の故障もない。5GBもあれば必要な資料は全部格納できるのでたいへん便利だ。

 ところが、11月29日の朝、いつものように研究室のパソコンの電源を入れてカードを差し込んだところ、全く認識されなくなっていた。モバイルディスク自体はノートパソコンではちゃんと読めるので、パソコン側のトラブルであることが分かった。そこで、
  1. まずは単純に再起動してみたが症状は同じ。
  2. そこでデバイスマネージャを開いてみると、なんとPCMCIAアダプタのところに嫌なマークがついており、デバイスが競合状態にあることが分かった。設定は前日と何も変えていないのに妙だなあと思ったが、とりあえずドライバを削除して再起動し、ドライバの自動インストールで整合性を保とうと試みた。しかし競合状態は解消しない。
  3. そこで、今度は「システムの復元」機能を使って、先週の設定に戻す。
  4. これでなんとかうまくいったように見えたが、起動直後にパチンと音がして、強制的に再起動となる現象が起こってしまった。
  5. その後、セーフモードで立ち上げて、別の日時から復元を試みたりしているうちに、とうとう、セーフモードによる起動も途中でストップしてしまうようになった。
 これは困った。修理に出すほかは無いかと思ったが、周辺機器のケーブルを全部外して最小構成でセーフモードを立ち上げたところ何とかうまくいくことが分かった。その後、通常モードで立ち上げたところ特に問題なし。モバイルディスクもちゃんと読めるようになったが、これで数時間を無駄に費やしてしまった。

 念のためウィスルチェックもかけてみたが検出なし。原因としては今のところ、前日、OCR用の複合機の電源のON、OFFを頻繁に繰り返したこと、光デジタル出力端子が誤作動したことなどが考えられるが確かなことは分からない。




 今回の故障はなんとか自力で対処できたが、もし修理に出すということになると、非常に困ることがあった。というのは、私の場合、公用アドレスの送受信記録は、本体のDドライブのフォルダにパス指定していたからである。このフォルダには、アドレスブックがあるほか、学内限定でやりとりすべき文書も多数保存されている。もちろん修理業者のほうも、修理中のパソコンを第三者が使える状態で放置したり、(ハードディスクが壊れた取り替えた場合に)古いディスクをそのままそっくり捨てるというような安易な処置はしないと思うが、万が一漏れると厄介なことになる。

 それに加えて、私の場合、自宅と研究室両方のパソコンのDドライブで、上記のモバイルディスクのバックアップをとっていた。パソコン本体を修理に出すということは、結果的にモバイルディスクの中味を全部晒すのと同じことになってしまう。

 ということに気づいたので、上記のパソコン復旧後、Dドライブにあった重要ファイルは直ちに外付けのハードディスクに移動する作業に着手した。痕跡を完全に消すためには、まだまだ作業が必要であるが、とりあえずこれで「いつ修理に出しても安心」という状態になった。




 このことでさらに思ったが、パスワード記憶機能なんぞも安易に使うのは考え物だ。多少不便でも、そのつど手入力するのがよい。そのほか、キャッシュに残らないよう、電源を切る前にはクリアしておくことも必要かと思う。それと、重要な文書については暗号化保存に心がけなければ...。

 以上より今日の結論(←パクリ)。

第三者の目にふれて困るような文書、メイル送受信ログ、個人情報などは、パソコン本体のハードディスクに保存してはならない。外付けのディスク、もしくは各種記憶メディアのみに保存し、適宜バックアップをとっておく。パスワード保存機能は使わず、キャッシュはこまめにクリアする。重要文書は暗号化に心がけること。ノートパソコン使用時も同様。