じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
文学部西側花壇のアネモネ。5〜6年以上の古い球根だが、水はけがよいせいだろうか、植えっぱなしにしておいてもよく花が咲く。 |
【ちょっと思ったこと】
年度初めのフォルダ管理 旅行の関係で、新年度の「仕事始め」は4月5日からとなった。来週からの授業開始を控えて準備に忙しい毎日である。 そんななかで結構手間がかかっているのが、いろいろなファイルを格納するフォルダの新設と、過去ファイルのバックアップである。 私の場合、Web日記や写真ファイルなど私的なデータは1月から12月までの年単位であるが、公的なファイル、例えばEメイルの送受信ログ、授業資料、委員会討議資料、各種報告文書などは、4月から翌年3月までの年度単位でフォルダを作って管理している。従って、新年度に合わせてすべて新しいフォルダをこしらえておく必要があるのだ。このほか、まもなく開講される授業別の専用サイトを開設する必要がある。これも結構手間がかかる。 もう1つ、旧年度までのデータの丸ごとバックアップをとるという作業がある。重要データについては毎日、複数ディスクに保存しているものの、これだけでは古い資料が上書きされてしまう恐れもある。そんなこともあって、年度ごとの資料は大容量ハードディスクに丸ごと移したり、CDに焼き込んだりしているのだがこれも結構手間がかかっている。 解答つき教科書いいかも 文科省は5日、来春から使われる中学教科書の検定結果を発表した。その報道で ●理科のすべての教科書で練習問題の解答が掲載された という改善があったことは好ましいことだと思う。 少なくとも私が中学生の頃の教科書には、問題はあっても解答は載せられていなかった。これでは、せっかく自分で問題を解いても正解かどうかが分からない。ということもあって、教科書に載っている問題は、予習復習には全く役立たなかった。 もちろん、学校の宿題として使われる場合は、次回に答え合わせをするので、解答が載せられているとかえって不都合になることもありうる。しかし、教科書掲載の問題を一部しか取り上げてくれない先生もあり、残った問題の答えは永久に分からないということもあった。宿題なんぞは、わざわざ教科書の問題を使わず、先生が自分で作られたらいいと思う。 渋谷あたりの大きな本屋に行くと、いわゆる「虎の巻」(アンチョコ)と呼ばれる参考書が売られていた。これには、赤字で内容のポイント、学習目標のほか、問題の答えもちゃんと印刷されていた。学校の先生は、自分で考えなくなるのでそういう本を買うのは止めなさいと言っていたが、私はむしろそういう本で予習・復習したほうがよく理解できるように思っていた。但し、この「虎の巻」は一般参考書よりはかなり高価であり、自分の小遣いで買うのはなかなか困難であった。 とにかく、教科書に練習問題を載せる以上は、理科ばかりでなく国語や数学もすべて解答をつけるべきであると思う。でないと、「虎の巻」所有の有無で不公平が生じるし、とにかく自学自習に適さないので不便だ。解答をつけないくらいだったら、練習問題そのものをバッサリ削除し、別に、ちゃんとした問題集を配布すべきだろう。それも、できれば、「問題2割、解答・解説8割」というように、解答部分の多くのページを割いた問題集のほうが自習には役立つ。ちなみに、解答・解説に多くのページを割いた問題集として記憶に残っているのは、『大学への数学』関連の『日々の演習』や『新作問題』であった(但し、高校用)。 |