じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
時計台前のマツバウンラン(松葉海蘭)。ウンラン(海蘭)は「海岸の砂地に生える多年草です。浜辺に生えて,蘭に似た花をつけることから命名されました。」ということで蘭ではない。そして「ウンランに花の形が似ていて、茎から互生した厚ぼったい細い葉が松の葉を思わせる」ことから松葉海蘭と名付けられたということである。「似ているものに似ている」という二段階を経たため、蘭とはあまり似なくなった。
ネットで検索したところ、マツバウンラン愛好会というサイトもあることが分かった。 |
【ちょっと思ったこと】
血液型番組自粛でクイズ番組花盛り? 2004年に放送された「血液型性格判断」関連のスペシャル番組は50本以上とも70本以上とも言われているが、放送倫理・番組向上機構(BPO)青少年委員会が2004年12月8日に「血液型によって人間の性格が規定されるという見方を助長しないよう」放送各局に要望を出して以後は、一部の駆け込み的放送を除き、血液型を大々的に取り上げた番組はあまり耳にしなくなった。このまま続けば、「血液型」番組における差別と偏見について情報を求むサイトも当初の目的を達したと言うことができそうだ。 さて、ここで気になるのは、50本とも70本とも言われた「血液型」の代わりに何が放送されるようになったのかということだ。ここ数日の19時から21時頃の番組表を眺めてみると、クイズ番組がやたら多いように思うのだが、気のせいだろうか。新聞の番組欄から拾ってみるに
「血液型」に代わるネタとしてこれらの番組が登場したのかどうかは、いましばらく様子を見ないと分からないが、頭を使って謎解きに挑戦したり、雑学的知識を増やすこと自体は悪いことではない。「血液型」自粛そのものについては異論もあるだろうが、この変化自体は基本的に歓迎できると言ってよいと思う。 もっとも、ああいう番組に登場するタレントたちもずいぶんと演技に気を遣っているのではないだろうか。もともとタレントという職業は、われわれ一般より記憶力に優れていなければ就くことが難しい。台詞、歌詞、振り付けなどをちゃんと覚えられなければやっていかれない。そんな人たちが、何度かクイズ番組に出演すれば、雑学的知識など簡単に身に付いてしまうはずだ。数理パズルのようなものだって、似たような問題が毎回のように出されている。解き方のパターンを暗記してしまったタレントだって少なくないはずだ。 とはいえ、あの種の番組では、視聴者に自信と優越感を与えることが肝要だ。タレント全員がいとも簡単に問題に答えてしまうようでは、ちっとも面白くない。ということで、わざと誤答や珍答を出すといったヤラセも多いのではないかと邪推したくなる。しかも、ヤラセには見えないように、ごく自然に誤答や珍答を出さなければならないのだから、演技も大変だろう。 余談だが、少し前、天邪鬼の独り言という日記からのリンクで、科学常識このぐらいは――目安作り、文科省乗り出すという記事があることを知った。記事には“【科学常識チェック、〇か×か】(国際比較の共通質問から)”という10個の設問が紹介されていたが、上に掲げたような番組を視ていれば、いとも簡単に正解できるだろう。 |