じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
散歩道で見かける、野生化したケシ。写真左側はナガミヒナゲシ(長実ひなげし)。この花の名前を初めて知ったのは、2002年5月6日頃。
写真右側はいろいろ検索したところ、アツミゲシ(渥美芥子)ではないかと思われる。しかし、今回検索していて初めて知ったのだが、もしこれがアツミゲシであるとすると、どうやら栽培禁止種であり直ちに駆除が必要。念のため保健所にメイルを送っておくか。 |
【ちょっと思ったこと】
天然ガス転換作業に伴う雑学 私の住んでいるアパートで、地元ガス会社による天然ガス転換工事が行われた。従来の都市ガス(5C)から天然ガス13Aへの切り替えである。 この作業のため、アパートでは朝8時からガスの供給が停止された。そして夕刻17時頃には調整が終わり、初めて天然ガスが使用できるようになった。9時間近くの供給が停止されたことで不便もあったが、むしろ手際の良さには驚かされた。 1つだけ疑問に思ったのは、同じ地域でも、日をずらして切り替え作業が行われている点である。素朴に考えると、都市ガスというのは、球形や円筒形の大きなガスタンクがどこかにあって、地下に埋設された太い太いガス管から分岐して各戸に供給されているはずである。しかし、一本のガス管だけから分岐しているのであれば、隣接するエリアに2種類のガスを別々に供給することはできないはずだ。一斉に転換する必要が無いのはどういう仕組みによるものだろうか。岡山ガスのセクター工事の説明を見てもよく分からなかった。 さて、今回の転換作業で何が変わったのだろうか。パンフによれば、従来の都市ガス5Cは18.837225メガジュール、転換後の天然ガス(13A)は46メガジュールであるという。つまり、同じ容積で約2.44倍の熱量を発生させる。では、2.4分の1の炎でお湯が沸かせるかというと必ずしもそうではない。たぶん、空気との混合率が変わるだけであって、炎の高さや燃える温度にはそれほどの違いが無いものと思われる。なお、説明サイトによれば、「従来のガスと比べ、やや点火しにくい傾向があります。さらに、調整により口火から出るガスの量も少なくなりますので、圧電式自動点火の場合、ガスがでないうちに火花がとんで、うまく点火しない場合もあります。」という特徴はあるようだ。 ガスの成分はどう違うのだろうか。東京ガスのサイトによれば、13Aはメタン88.0%、エタン5.8%、プロパン4.5%、ブタン1.7%という構成になっている。いっぽう、九州地区でよく知られている西部ガスのサイトでは13Aはメタン88.8%、エタン5.1%、プロパン3.0%、ブタン3.0%、水素0.1%という構成になっている。いくつかのサイトを閲覧したが、構成比率には多少のズレがあるようだ(「組成等を保証するものではなく参考値としてお取り扱いください」との但し書きもあった)。いっぽう都市ガス5Cのほうは、西部ガスのサイトによれば、水素49.4%、窒素17.2%、二酸化炭素14.3%、ブタン7.9%、酸素4.7%、メタン3.9%、一酸化炭素2.4%、プロパン0.2%となっていた。そうか、都市ガスというのはブタンが主成分だと思っていたが、半分は水素だったのか。火を消すはずの二酸化炭素や燃焼に関係の無い窒素が意外に多いのは、緩やかに燃焼させるためだろうか。 なお、wikipediaによれば、「13A」や「5C」という表示のうち、数字は熱量を(多いほど熱量も多い)、A、B、Cの文字で燃焼速度(Aが一番遅い)をあらわすとのことだ。 否定形を“ねー"としゃべる女子学生たち いつもは家に戻って昼食をとっているが、上記の天然ガス転換作業でガスコンロが使えないため、この日は久しぶりに生協食堂を利用した。私の後ろの席で数名の女子学生が、周りに響き渡るような大きな声で会話をしていた。内容はなぜか岡山弁に関する話題であり、「でーれー」は状態の表現ではなく程度の表現であるというようなことを言っていた。それぞれの学生がどこの出身かは分からないが、みな、否定形「〜ない」を「〜ねー」に、たとえば「面白くない」は「面白くねー」というように喋っていた。 念のため、岡山弁コンバータ−[Topはこちら]というサイトで、「聞こえない」「見えない」などを変換してみたが、正統岡山弁では「聞こえない」は「聞こえねー」ではなく「聞こえん」、「見えない」は「見えねー」ではなく「見えん」となるようだ。但し、「先生の話は面白くない」は「先生の話しゃー面白くねー」となった。彼女たちはいったいどこの出身だったのだろうか。 私自身は東京で生まれ育ち、その後、京都、愛知、長崎を転々としているため、しゃべり言葉はすっかりチャンポンになっているが、「面白くねー」などと言われると少々乱暴であるような印象を受ける。 [※5/14追記] その後、上記の岡山弁コンバータ−でいろいろ試してみたが、どうやら、岡山弁では、動詞の否定形のときは一般に「〜ん」となり、「ある」の否定形、および形容詞の否定形の時は「〜ねー」となるようだ。従って、彼女たちは、岡山もしくは近隣県の出身であったようだ。
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