じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
7月4日の19時18分〜20分頃、空全体が赤く染まっている様子を観察することができた。まるで火星の空のような不思議な輝きであった。岡山のこの日の日の入り時刻は19時21分であったが、ちょうどこの時刻に北西の空に晴れ間があり、夕日の赤い光が雲全体に当たったためではないかと推測される。写真の左端のほうには虹のような光の輪が微かに写っている。右の写真はその位置についての説明。
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【思ったこと】 _50704(月)[心理]臨床心理士と医療心理師の国家資格化 NHKのニュース(こちらに概略あり。但し、短期間でリンク切れとなる)によれば、臨床心理士と医療心理師の両方を国家資格化するための法案がまとまりつつある。 これまで、「臨床心理士」を今の民間の資格から国家資格に格上げすべきだとする有志の議員と、医療現場で患者に心理療法を施す「医療心理師」という国家資格を新たに設けることが望ましいとする有志の議員が別々に議員連盟をつくり議員立法をめざしてきた。今回、これらの議員連盟は、2つの専門職には共通点があるとして受験資格などを同じ法律で定めるよう取り組むことで一致し、資格を得た人に課せられる義務などを盛り込んだ法案の骨子をまとめた。今の国会での法案成立をめざすことになるという。 医療心理師については、今年の春、活動実態のよく分からない団体が「日本医療心理士学会」を名乗り、社団法人日本心理学会から注意が喚起されたところであるが、ホンモノの医療心理師(→「士」は「師」に)の国家資格化については、ずっと以前よりぜんしんきょう(全国保健・医療・福祉心理職能協会)が地道な活動を続けており、私の公用サイトからもリンクしているところである。 いっぽう、臨床心理士やスクールカウンセラーに関しては、こちらの連載を通じて意見を述べてきたことがある。何はともあれ、ここにきて、国会議員の中で心理職国家資格についての関心が高まってきたことは喜ばしいことだと思う。 ところでNHKのニュース概要では ●学校などでカウンセリングにあたる「臨床心理士」 ●医療現場で患者に心理療法を施す「医療心理師」 という形で、それぞれの資格が特徴づけられているが、この特徴がそのまま法案に盛り込まれることになると、「臨床心理士」は形式上に病院から締め出されることになる。病院で一定年限勤務して実績のある臨床心理士は、そのまま医療心理師の資格をとれるような経過措置がとられるのだろうか。法案の中身が分からないので何とも言えない(医療心理師に限った法案要綱はこちらにあり。2005年7月5日朝現在。いっぽう、日本臨床心理士会では医療機関の臨床心理職に関する署名活動が行われているようだ)。 いっぽう、スクールカウンセラーに従事する臨床心理士に対しては、別の面からの風当たりが強くなっているようだ(6月29日の日記参照)。いずれにせよ、肯定的な証拠が無いままに、スクールカウンセラーとして臨床心理士を優遇するような制度を作ることは困難と思われる。 2つの資格が国家資格化されることになると、臨床心理士取得をセールスポイントにして入学者獲得をもくろんできた一部の大学(大学院)は大いに慌てることになるだろう。いや、入学すれば資格はとれるだろう。しかし、就職先が確保できなければ、受験生は減少し、学力低下や定員割れを引き起こすことになる。ま、法科大学院の場合もそうであるが、一部の大学(大学院)にとっては、試練の時代を迎えることになるだろう。 |