じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] [今日の写真] 大山のユートピア避難小屋(標高1450m、写真左)と、その周辺に広がるお花畑(写真右)。写っている花は、オオバギボウシ、クガイソウ(ナンゴククガイソウ?)、シモツケソウ、ヤマブキショウマなど。ユートピア小屋のルート案内はこちらにあり。


7月10日(日)

【ちょっと思ったこと】

高齢者にやさしいパソコン

 NHKのまちかど情報室で『パソコンの楽しみ 高齢者にも』という話題を取り上げていた。

 紹介されたのは
  1. 目にやさしいキーボード
  2. マウスを操作しやすくする高齢者向けの補助器具
  3. 電子メールとインターネットに機能を限定した開発中の高齢者向けのソフト(名古屋市と名古屋大学、中京大学、NPOが共同で開発)
という3件であった。

 初心者にとってキーボードの操作がややこしいことは、お年寄りでも若者でも一緒だが、ここでは、リンク先にもあるように、文字表示を大きく、という工夫をしていた。もっとも、お年寄りが初めてキーボードを操作するのであれば、昔ながらの「たていすかんなに」の「かな文字配列」は不要ではないかなあ。五十音順でもよいし、もっとキーの数を減らして、ケータイ型の入力をすることも可能。

 ネットでざっと検索した限りでは、現行のかな配列の変遷はキー配列の規格制定史 日本編−−JISキー配列の制定に至るまで(但しゲラ刷り)がいちばん詳しいように見受けられるが、いずれにせよ、高齢者の利便性に配慮した配列であるとは到底言えない。あえてこれにこだわらなくてもいいのではないだろうか。

 2番目のマウスの補助器具だが、ああいうちょっとした工夫で使いやすさが向上するというのはちょっと意外だった。誕生のきっかけはこちらにある。

 ちなみに、私自身は、研究室では普通のマウス、自宅ではトラックボールを愛用している。またノートパソコンを使う時には、マウスは取り付けず、もっぱらトラックパッドのみで操作している。

 トラックボールのほうが右肩が凝らないが、長時間使えば今度は指の関節が痛くなってくる。トラックパッドは精密な移動が難しいなど、それぞれにメリット、デメリットがある。複数の器具を使いこなしていったほうが、頭の回転もよくなるのではないかと思ってみたりする。

 3番目の「電子メールとインターネットに機能を限定した開発中の高齢者向けのソフト」だが、TVの映像では、お年寄りが、手書きの下書きをパソコンの前に置きながら本文の入力をしていた。しかし、あんなことをするくらいなら、手書きで手紙をしたためて、スキャナで読み込んで添付ファイルで送るというほうが合理的であるように思う。使い安いスキャナと、画像ファイルがお年寄りでも簡単に添付できるようなメイルソフトを開発したほうが喜ばれるのではないだろうか。なお、添付ファイルはウィルスばらまきの元凶となりやすいので、画像表示専用のソフトのみで展開できるよう特別の工夫を施しておくとよい。





大山・ユートピア小屋まで

 上に写真を載せたように、日曜日は、大山・ユートピア小屋までトレーニングに行ってきた。当日朝の予報は曇りで降雨確率10%。その他、雨雲レーダーや天気図を参照して自分自身でゴーサインを出したところであったが、見事に読みが的中し、結局1ミリの雨にも降られずに小屋まで往復することができた。

 もっとも霧がたちこめ、登山道横の草木はびしょびしょに濡れていた。トレーニング目的でなければ、梅雨時に山登りなどしようとは思わなかっただろう。

 ユートピア小屋周辺のお花畑は、主立った花が開き始めていた。今度の3連休(7/16〜7/18)が見頃ではないかと思う。ここに登るのは2度目であり、事前に登山コースもしっかり頭に入れておいたはずなのだが、下りの時、一箇所だけ道を間違えてしまった。左の岩場を下りるべきところ、踏み跡のあるほうの小径をそのまま進んでいったらしだいに道が不鮮明となりこれは変だということに気づく。勝手な判断をせずに引き返したので事なきを得た。

 なお、今回はケータイを持参して、自宅に居る妻に途中経過を逐一報告した。このコースは、問題なく電波が入るようだ(先日訪れた岡山県森林公園のほうは全くダメであった)。天候と仕事の進み具合に配慮しながら、装備のチェックを兼ねて今後もトレーニングを続ける予定。