じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] セージの写真の連載3回目はパイナップルセージ。英名も「Pineapple Sage」。根の張りが弱いのか、水を多く必要とするのか、他のセージよりは乾燥に弱いように思う。あくまで経験談だが。


10月29日(土)

【ちょっと思ったこと】

早朝の散歩道は無人地帯

 相変わらず早朝の散歩を続けているのだが、秋の深まりと共に日の出が遅くなり、5時半頃はまだ真っ暗。

 9月頃までは決まった顔ぶれの人たちと挨拶を交わしながら歩いていたのだが、この時期になってからは誰とも会わなくなってしまった。新聞配達のバイクが通り過ぎる程度である。たぶん、皆さん、30分ほど遅く家を出ておられるのだろう。確かに、暗い道はお年寄りには危険だ。

 もっとも、この時間帯には星空が美しい。30日(日)は雲の切れ目から、最接近を迎えて火星や、月齢26.5の舟型の月を眺めることができた。





皆既日食ツアーはエジプトに決定

 次の海外旅行(研究目的の出張は除く)は、山登りやトレッキングツアーを1回お休みにして、来年3月29日の皆既日食見物に出かけようとだいぶ前から決めているのだが、観測地をトルコにするか、リビアにするか、エジプトにするか、なかなか決めることができないでいた。

 私が最初に仮予約をとったのはトルコであったのだが、のちに晴天率があまりよくないという情報が入ってきた。次に、ほぼ確実に晴れそうなリビアに出かけようとしたのだが、こちらはリビア政府の方針により、かなり高額になりそう(某天文誌には58万8000円などというべらぼうに高いツアーの募集が出ているとか)。

 そこで、第三の選択肢としてエジプトツアーに申し込むことを決定した。

 当初、エジプト方面は、大阪市立科学館友の会の会員制ツアー(受注型企画旅行)と、過去に日食ツアーで実績のある2社ほどが募集を行っていたようだが、Googleで「エジプト 皆既日食」を検索すると、最近はどうやら、大手のH旅行会社が大規模なツアー募集を展開している模様である。

 私の方は、出発日の都合(大学の卒業式が終わってからでないと出発できない)もあり、少し前、わざわざ大阪市立科学館友の会に入会して(半年会費1500円)、申込み手続を完了した。こちらのほうがツアー代金は若干安いようだ。

 こちらの図が示すように、エジプト観測地の晴天率は五分五分である、トルコに比べて格段によいというわけではない。但し、仮に曇ってもピラミッドやアレキサンドリアの観光地で慰められるというメリットがある。じっさい、山登り・トレッキング志向の私などは、こういう機会でもなければエジプトを訪れることはまずあるまいと思う。

 むしろ気がかりなのは、現地の治安である。

 外務省の危険情報によれば10月30日現在では
●全土:「十分注意してください。」(継続)

1)エジプトでは、2004年10月以降テロ事件が次のとおり散発しており、今後も観光・リゾート地など外国人が多く集まる場所でテロ事件が発生する可能性は排除できません。不測の事態に巻き込まれないよう以前にも増して慎重な行動をとる必要があります。
となっている。今後エジプトの治安が悪化するようであれば、トルコに鞍替えということもありうる。今のところ、一部地域を除いてトルコのほうがいくらか安全なようだ。治安だけを比較すればリビアが一番だが、日食見物だけの目的で40万や50万というのは、ぼったくりも甚だしい。どうせ行くならこういうツアーに参加したほうがよっぽどマシだ。