じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

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[今日の写真] 11月29日は北日本を低気圧・前線が通過した影響で、岡山でも強い風が吹いた。農学部・東西通りの銀杏並木は半分ほど葉が落ちて、見事な黄金の絨毯ができていた。


11月29日(火)

【ちょっと思ったこと】

規則的な日常あっての自分

 北京と日本の間には1時間の時差があったが、現地では朝4時半(日本時間5時半)に起きて、NHKの番組などを視て過ごした。このこともあって、日本に戻ってからも、速やかに普段の生活に復帰することができた。

 少なくとも私の場合は、朝5時半に起きて散歩に出かけ、朝食をとってWeb日記を書いてから8時すぎに出勤、夜は21時頃に夕食後の散歩に出かけ、戻ってから速やかに就寝という日課をきっちりとこなすことが、日々の生活の充実と健康の保持に不可欠であるように思う。時たま出かける海外トレッキングなども、めりはりをつけるという点で重要ではあるが、あくまで基本は日々の生活にある。それが守られてこそ、海外トレッキングなどの非日常体験の価値が増すというものだ。

 余談だが、園芸療法というのは、数あるセラピーの中でも、日常生活に最も密着したセラピーの1つではないかと思う。園芸活動に従事する限りにおいては、家でも施設でも園芸療法は可能ではあるが、日常生活全般とのリンクがなければ本当の効果は期待できない。園芸活動を短時間体験するようなタイプではなく、種を蒔き、育て、花を咲かせ、次の種を採るまでのすべての期間、植物と生活を共にすることが大切だ。

【思ったこと】
_51129(火)[心理]国際行動分析学会北京大会(2)

 Third International ABA Conference: Beijing, Chinaにも説明されているように、今回の会議は
The Association for Behavior Analysis International (ABA), in conjunction with the LiYuan Hospital of the Tongji School of Medicine, Hua Zhong University of Science & Technology, is proud to co-sponsor ABA’s 3rd international conference in Beijing, China.
という形で開催された。そのこともあって、25日夕刻のOpening Receptionには100〜200人規模の参加者があったように見えたが、26日以降になると、各発表会場の人数は10〜20人規模に大幅に減少した。私が参加したセッションに限って言えば、参加者はほぼ全員が外国人ばかり(おおむね、米国、中南米、日本人)で、中国人の研究者の姿は殆ど見かけなかった。おそらく、自閉症関係のシンポのほうに集中してしまったものと思う。基礎的、理論的領域のほうに参加が少なかったのはまことに残念であった。

 この種の国際会議というのは、重大な発見を初めて公式に披露するというより、著名な研究者と直に接して、コミュニケーションをはかることに意義があるようだ。発表内容は玉石混淆というか、最新の研究成果をコンパクトにまとめた発表もあれば、単に自分のアイデアを披露しただけのもの、さらには、自分では殆ど喋らず、BGMつきのパワーポイントでイラストや写真を呈示するディック・マロット先生のような発表もあった。

 次回に続く。