じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典

12月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る

[今日の写真] 大学構内の隅で種をつけたセイタカアワダチソウ。種が飛び散るまでは枯れてたまるかといった感じで、寒風に耐えていた。雪をかぶったクリスマスツリーのようにも見える。


12月20日(火)

【ちょっと思ったこと】

捜査員の身分は?

 各種報道によれば、警視庁と千葉、神奈川県警の合同捜査本部は20日、姉歯・元建築士の事務所兼自宅や建築主、施工業者など計約100カ所について建築基準法違反容疑で家宅捜索を始めた。捜索先は首都圏と九州の1都5県に広がり、500人以上の捜査員が動員されたという。

 この種の報道でいつも疑問に思うのだが、ああいう家宅捜索をする「捜査員」という人たちは、どういう形で就職し、日頃はどういう仕事に従事しているのだろうか?

 まだ送検されていないから「捜査員」が検事ではなく警察官であることは間違いない。といっても、交番勤務やパトカーで交通違反の取り締まりをしている警察官とは違う職種のようだ。女性捜査員も写っていたので、機動隊員とも異なる。殺人事件の現場検証をする捜査員とは違うだろうし、こういう事件であるからには、かなりの法律知識が必要ではないかと思われる。

 そこでさっそく、警視庁ホームページにアクセスしてみたが、短時間では答えをみつけることができなかった。googleで「捜査員 刑事」というキーワードで検索したところこちらがトップでヒットした。第4条を見ると、どうやら内部で選考されるらしい。また、第12条によれば、随時教養訓練を行うとなっている。

 どうやら「捜査員=刑事」かもしれないと思い、「刑事になるには」で検索したところ、三重県警察のページに
◆刑事になるには・・・
 交番勤務後、本人の希望や適性などにより各専門分野に進むこととなりますが、刑事適任者試験に合格した後、警察学校において一定の専門教養を受講して刑事となります。
と書かれてあった。ということは、今回の家宅捜索に加わった人たちというのは、最低一度は交番勤務を経験しているということだろうか。