じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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[今日の写真] [今日の写真] 岡大の自慢の桜。写真左は文学部中庭の桜。毎年少しずつ枝振りが見事になってきている。なお、背景の半田山が霞んでいるのは、第一級の黄砂が飛来しているため。
写真右は8日夜の、一般教育棟中庭。授業開始前なので誰も居ないかと思ったら、あに図らんや、学生たちのお花見で大学祭なみの賑わいだった。


4月8日(土)

【ちょっと思ったこと】

内臓脂肪とアディポネィチン

 DVDハードディスクに録画しておいたNHK「ためしてガッテン常識大逆転!体脂肪の新改善策」(4月6日水曜日放送)を見た。

 何が「常識大逆転」なのかということだが、要するに
  • 体脂肪率全体ではなく、内臓脂肪と皮下脂肪に分けて考える必要がある。
  • 内臓脂肪の脂肪細胞は善玉のアディポネクチンを生成するが、脂肪細胞に蓄えられる脂肪の量が多すぎるとアディポネクチンが作られなくなるばかりか、血糖を上げる悪い物質ができてしまう。
  • いっぽう、皮下脂肪は溜め込み過ぎても脂肪細胞の機能が低下する心配はなく、むしろ、防寒や女性の出産に良い役割を果たす。
 ということで、内臓脂肪は絶対的に悪というわけではない、しかし、現代人は内臓脂肪が溜まりすぎる傾向にあるので、結果的にそれらを減らす努力をしなければならないということのようだ。

 番組でよく分からなかったのは、「太いウエストが内臓脂肪の蓄積を表す」という部分であった。ウエストが太いというと、普通、お腹の皮がたるむということを連想してしまう。しかし、お腹の皮は指でつまめるので皮下脂肪であるようにも思う。腹筋をするとある程度はお腹がへこむが、あれはお腹の皮下脂肪を減らしているだけであって、内臓脂肪削減には効果が無いということだろうか。

 で、結局のところ、「常識大逆転」とか言ったところで、日々精進すべきことは、従来とあまり変わらない。要するに、よく歩いたり、食事の量を腹八分目にするということか。これなら私自身、すでに実践している。

 アディポネクチンを増やす食べ物として大豆タンパク質が紹介されていたが、最近は朝食時、低脂肪乳の代わりに豆乳を飲んでいるし、時折、納豆や豆腐を食べているので、摂取量としては十分であるような気がする。

 いっぽう、大豆イソブラボンについては取りすぎに注意が促されているようだが、ネットで検索したところ、それほど心配ないのではということを示唆する記事も散見された。例えば、「閉経後の女性が1日あたり150ミリグラムの大豆イソフラボンを5年間、摂取した試験で子宮内膜が厚くなる症状が見られた。」と言われても、私のような男性では全く関係が無さそうに思える。ま、サプリメントまで摂取するつもりはないが、通常の食品、あるいは豆乳として大豆を摂取する分には問題なさそう。むしろ、原料となる大豆の安全性(農薬、遺伝子組み換え、カビ防止剤などの影響)のほうが気になるところである。