じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
新年度に合わせて、岡大農学部の一角でヤギの放牧実験が再開された模様。たまたま通りかかった時に、重大な発見をした。ヤギは笑うことがある! |
【ちょっと思ったこと】
新学期始まる 4月10日は入学式、午後には、新2回生向けのガイダンスが行われた。11日からはいよいよ授業開始となる。 昨年度はトータル20コマもの授業を担当し非常にくたびれたが、今年度はその「見返り」ということもあって、教養教育科目や1回生向けの基礎科目の担当は免除されている。前期は学部、大学院博士前期、博士後期それぞれの演習科目だけを担当すればよいので、教育活動面ではかなり楽になる。その分、研究活動、6月の学会準備、管理運営活動に力をいれなければならない。なお、後期は、いま述べた科目に加えて、新2回生向けの講読と演習、大学院博士後期の講義科目が入る。 余談だが、新年度から配置換えとなった。これまで文学部に籍を置いていたのだが、大学院重点化策による改組のため、新年度からは大学院社会文化科学研究科が本籍で、学部は兼担という形になる。とはいえ、大学内の事務書類では、当面はこれまで通り「所属=文学部」と書くことになりそう。というのは、「所属=社会文化学研究科」と書いてしまうと、文学部系、法学部系、経済学部系のどの教員なのか区別がつかず、事務処理上の混乱が起こりやすいからである。電話で名乗る時も、「文学部の長谷川ですが...」と言わないと通じない。 デジタル人間の悩み 某入門書の校正が4月10日締切となっていたのだが、このままで良いものかどうか迷っている。本文はこれで良いと思うのだが、出版社側で挿入しているイラストがイマイチ納得できないのである。 そもそも私は、物事をイラストやイメージで「理解」することを苦手としている。言葉で表さないと、理解できたという実感が湧かないのである。自分の授業ではパワーポイントを多用しているけれど、イラストは1つも使わない。めったに図解もしない。自分自身の理解の道具になっていない以上、他者への説明にも使えない。 そんなデジタル人間の私ではあるが、最近はデジタル記憶の力の衰えが目立つ。 10日は大雨だったので敢えて車で通勤したのだが、臨時許可証を受け取る際に必要な自分の車のナンバーがどうしても思い出せなかった。 先日のエジプト旅行の際も、ホテルの部屋番号をその都度メモしてポケットに入れていた。最近は、カード型のキーが増えているのだが、カードには部屋番号が書かれていないことが多く、メモが無いと、どこが自分の部屋だったかすっかり忘れてしまうのである。 テレビ番組録画予約の時に使うGコードなども、以前なら何桁あっても容易に短期記憶できたのに、今は、番組表を見ながら、1文字ずつ入力していかないとすぐに間違える。自分のメイルアドレスやWebサイトのurlなども正確には覚えていない。認知症の始まりというわけではないと思うが、かつてデジタル記憶に頼りすぎていただけに、ここへきて、いろいろな不具合が起こっている。 |