じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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[今日の写真]  7月16日の岡山市内は、最低気温26.2度(前日午後9時〜当日午前9時の間)、最高気温33.4度という蒸し暑さになったが、午後になって激しい雷雨となり、その後の気温は26〜27度台まで下がった。
18時10分〜18時30分頃にはいったん小降りとなり、西日が差し込んだために、写真のような大きな虹が出現した(合成パノラマ写真。但し、一番左の写真とその隣りの部分は建物の影のため連続していない)。


7月16日(日)

【思ったこと】
_60716(日)[一般]ネット経由と窓口受付、どちらを選ぶか

 7月16日の朝日新聞記事(ネットで調べたところ、7月10日前後に同内容の記事を掲載した他紙もあった)によれば、インターネット経由で旅券(パスポート)を申請できる電子サービスが、利用が低調なため2007年3月末で停止されることになった。2005年度の旅券発給375万件のうち、電子申請はわずか103件にすぎず、電子申請1件の経費が約1600万円(通常の発給は3000〜4000円)もかかっていることがわかり、停止に踏み切ったものだという。1600万円もあれば、岡山だったら中古住宅が一軒購入できる価格である。全く無駄なことにお金をつぎこんだものだ。

 同記事によれば、電子申請には、通常の手数料に加え、住民基本台帳カード(500円)、公的な個人認証(500円)、ICカードの読み取り機(約3000円)や各種ソフトのダウンロードが必要であるという。いっぽう、仮に私自身が直接窓口で申請するとなれば、岡山駅西口近くのパスポートセンターに足を運ぶことになるが、その手間はせいぜい2回。面倒な電子申請手続を覚える手間も要らない。

 何かの申請をネット経由で行うか、窓口で人を介して依頼するかというような選択は結局
  1. 手数料の違い
  2. 所要時間
  3. 新たなスキル(=電子申請)を覚えるために必要な時間
  4. 新たなスキル(=電子申請)で手違いが起こった場合のリスク
といったメリット、デメリットを天秤にかけて決まっていくものだと思う。




 元記事でも指摘されていたが、旅券の申請などというのは、5年か10年に1度、手続すれば済むことである。パスポートセンターから離れた所に住んでいるとか、仕事が忙しくて受付時間内に手続できない、などの特殊な事情が無ければ、わざわざ新しいスキルを身につけようとはしないだろう。

 同記事によれば、住基カードの普及率も1%に達していないとか。少なくとも私のところでは、住民票や戸籍謄本の複写申請は数年に一度くらい。それもたいがいは郵便局の窓口で済むことであって、わざわざ面倒なスキルを身につけようという気は全く起こらない。




 いっぽうネット経由の手続のほうが便利だと思うのは私の場合は
  • 出張先のホテルの予約
  • 航空券の予約、搭乗手続
  • 校務関係(シラバス作成、成績評価、個人評価報告書作成など)
 個人差はあるだろうが、私の場合は、「年数回以上、同じことをする機会があるかどうか、というのがネット経由を選ぶかどうかの決め手になっているように思う。