じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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[今日の写真]
[今日の写真] 昨年10月22日の日記に、「樹上から様子をうかがう子猫たち」の写真を掲載した(左側に再掲)。1年が経過し、猫たちは立派に成長した(写真右)。


10月8日(日)

【思ったこと】
_61008(日)[電脳]さらばフロッピーディスク、Zipディスクたち

 今度の水曜日、私の研究室内で耐震固定工事が予定されている。「耐震」といっても、スチール本棚を金具で壁に固定したり、2段以上に積み上げたスチールケースを側面から接合するというだけの簡単な工事にすぎないのだが、1つ大きな問題があった。私の部屋は、書籍のほか、各種書類や電子媒体などで満杯となっており、工事用の脚立を置く場所が確保できないのであった。

 そんなこともあって、この連休はもっぱら不要品の処分に追われている。そんななかで目に付いたのが大量のフロッピーディスクであった。

 4月27日の日記に書いたように、最近では私はもっぱら「耐衝撃ポータブルハードディスク」(80GB)を持ち歩いており、どちらのパソコンもフロッピーディスクドライブはついていない。もっとも今でも学生からのリポート提出や、。紀要論文の提出などで読み書きする必要があり、その時に限って外付けフロッピーディスクドライブをつなぐことはある。

 大量に保管されていたのは10年以上ほったらかしにしていたものばかり。重要なファイルはすべてハードディスクや他の媒体にとっくの昔に移し替えていたのだが、何かの事故が起こっても「救出」できればと思いつつ、ケースに入れて残しておいた。

 しかし、こんなもの持っていても使う見込みはない。提出用の読み書きには10枚も残しておけば十分。残りは事務室のCD・フロッピーディスク専用シュレッダーを使ってすべて処分することにした。




 書棚には他にZipディスクも数十枚保管されていた。そう言えば、私のメディア遍歴は5インチフロッピーディスクに始まり、
  1. 3.5インチフロッピーディスク(2D→2DD→2HD)
  2. Zipディスク(ドライブは、パラレル接続→SCII接続→USB接続、書き換える予定の無いデータはCDに焼き込み)
  3. カード型モバイルディスク(2GB→5GB)
  4. 現在のポータブルハードディスク(80GB)
となっており、一時期はZipディスクを大量に使っていた時期があったのだ。

 Zipディスクは今でもちゃんと生きているが、一番のリスクは、読み書きに使っているUSBドライブが1台しか残っていないことだ。これが壊れると読み出しが極めて厄介となる。100MB程度の容量も当時としては便利だったが、いまや親指のツメほどの大きさの1〜GBのメモリーカードが登場している時代である。こちらも思い切ってシュレッダーにかけることにした。




 元の話題に戻るが、3.5インチフロッピーディスク(2HD)を使い始めたのはたぶん、NEC社からPC9801UV2が発売された1986年頃だったと思う。この頃、私自身はVM2を使っていたので5インチフロッピーディスクが主体であったが、同僚とのやりとりや郵送の利便性などから、しだいに外付けのドライブで3.5インチを使うことが多くなっていった。もっとも、5インチからデータを移し替えたものが多く、原ファイルにはもっと古い時代に作成したものが含まれている。

 録音用カセットテープやVHSビデオテープなどもそうだが、技術革新のめまぐるしい変化の中で、3.5インチフロッピーディスクが使われていた時代は異様とも言えるほどに長かった。「普及あってこその技術」というべきか。