じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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夕日に照らされる鬱金畑。この奥にあるイモ畑では幼稚園児たちの芋掘りがさかん。また一昨日から稲の刈り取りも始まった。
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【思ったこと】 _61014(土)[心理]日本心理学会創立80周年記念講演(5)心理学の社会貢献/心理学関連資格のこれから Overmier氏の講演の感想3回目。 講演の後半では、APAの社会的貢献についてのお話があった。すなわち、「Promoting Psychological Knowledge fot the Advancement of Public Welfare」。具体的内容は
講演の最終結論としては
統一基礎資格は「教育の質保証」、また、学歴の弊害を取り除く(=資格さえとれば、どの大学を卒業していても待遇や昇進で不利な扱いを受けない)という点ではメリットがある。その反面、統一カリキュラムに拘束されることによって、ユニークな教育が行いにくくなるというデメリットがある。専門技術の修得だけを目ざすならばマニュアル教育で事足りるが、心理学教育はそれでよいのかという別の問題がありそうだ。 また、産業界からは資格取得の要請が強いと言われるが、これって、けっきょくは、オンリーワンの価値や能力ではなく、胸につけている勲章の数や種類で人を評価してしまうことにはつながらないだろうか。いっぽう、主体的・能動的な勉学に取り組むことが苦手で、かつオンリーワンに自信がない学生ほど、マニュアル型の努力で勲章(=資格)の数を増やすことに専念しようとする。そりゃ何もせずに目先の快感を追い求める人生に比べれば、種々の資格取得に向けて日々向上をめざすほうがいいには決まっているが、世の中、マニュアル的対応だけではやっていけない。資格が1つもなくても「私自身という存在とポートフォリオ」だけを携えて自分を売り込めるような人生をめざしたいものである。 資格問題については10月下旬から11月上旬にかけても複数のシンポが予定されているので、できる限り参加したいと思っている。 次回に続く。 |