じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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レオノチス。11月11日の日記に写真を掲載していることからみて、今年の開花期間は1カ月以上に及んだ。地上部は、霜があたると急速に枯れてしまう。次の日曜日には最低気温が1度と予想されているので、そろそろ見納めか。 |
【ちょっと思ったこと】
アジア大会の不思議 2006年アジア競技大会(The 15th Asian Games XV Asiad)が、12月1日から12月15日までカタール・ドーハで行われている。カタールという国は知っていたが、首都がドーハであることは今回初めて知った。 前回のアジア大会については
これらの「格差」は、ある面では各国・地域の経済格差や政治体制(→スポーツ振興にどれだけの予算をつぎ込めるか、もしくは、国威発揚のためにスポーツ選手をどれだけ優遇しているか)を反映していると思われるが、もう1つ、競技の種目が欧米で盛んなスポーツに偏っていることも一因になっていると思う。確かに、武術太極拳、空手道、テコンドー、カバディ、セパタクローなど、アジア起源の種目も含まれているが、それぞれの参加国の得意競技をもっと増やしてもいいのではないだろうか。例えば、相撲(日本とモンゴルのルール併用)とか、草原で行う競馬など...。 ところでウィキペディアの2006年アジア競技大会の実施競技の中には、「チェス」というのがある。いくらなんでも、チェスはスポーツ競技ではなかろうと思って調べてみたところ、誤植ではなく、ちゃんとした競技として行われていることが分かった。チェスというとかつては「西洋将棋」だと言われていたこともあったが、どうやら古代インドが発祥。また国際チェス連盟(FIDE)は国際オリンピック委員会(IOC)の承認団体になっているとか。 今回のアジア大会でもう1つ不思議に思ったのは、大規模な設備があるにもかかわらず、観客席はガラガラ。観客の殆どは、別種目の選手たちと報道陣だけであるように見えたことだ。これでどうやって採算をとることができるのだろう、観客席はいつ満席になるのだろう、などと思ってみたが、なんでもドーハは2016年の夏季五輪招致を計画しているとか。五輪ともなれば世界中から観戦者がやってくる。2016年と言えば東京も名乗りを上げており、私などもできれば東京で見物したいと期待しているところではあるが、警備や移動に多大な経費を要する東京よりは、ドーハのほうが遙かに安上がりで、快適な大会になるかもしれないという気もする。 |
【思ったこと】 _61211(月)[心理]日本心理学会第70回大会(17)その安全対策は有効ですか?(8)安全対策と伝えやすさ、使いやすさ 11月3日に行われた表記シンポの感想の連載8回目。 N大学のO教授(T大学名誉教授)の指定討論: ●ヒューマンエラーとその防止策ー実験心理学の立場よりー の後半では、
このほか、正確に伝えるための表示の工夫、ドアの取っ手のデザイン、レバーやダイヤルの方向の意味などについても、岡田(2003)の資料が引用された。よく知られているように、ふつう、何かを操作する時は、方向、上方向、右回転などが増加、それらの反対は減少となるように統一されている。 もっとも最近は、自動化が進みすぎて、水道の蛇口のコックひねるべきところで手を出して自動的に水が出てくるのを待つとか、手で開くドアの前に立ち止まって開くのを待つ、というように、機械に頼りすぎてしまうきらいもある。 なお、以上のところまで紹介された内容はもっぱら、手がかり(刺激)レベルの工夫であった。しかし、見分けやすさとか、注意がどれだけ向くかというようなことは、手がかりをどれだけ利用するか、弁別するという学習行動がどれだけ強化されているのかにも大きく依存しているように思う。 例えば、「左」と「右」、「開」と「閉」、「入口」と「人口」、「大山」と「犬山」などは、文字の形としてはよく似ており、漢字を知らない外国人は区別できないかもしれない。しかし、これらの対は、区別したことによって強化される限りにおいては、それほど紛らわしいわけでもない。 規格の統一の意義もそうだと思うが、統一されていること自体が便利なのであって、規格の中味自体がどれだけ合理的であるかどうかは二の次である。パソコンキーボードのアルファベット配列(QWERTYタイプ)なども、配列が統一されているからこそ使いやすいのである。最近のDVDレコーダーのコントローラなども、誰が決めたのかは知らないが、異なるメーカーであっても共通点があるので使いやすい。いっぽうデジカメなどは、メーカーが違うと操作方法が全く分からないということもある。 次回に続く。 |