じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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東京農大(厚木キャンパス)内のゴミ分別システム。色分けのほか、投入口の形状にも工夫があり、こちらにある、難解な分別システムに比べると遙かに分かりやすい。もっとも、外来者には、「紙」は「可燃」、「缶」や「瓶」は「不燃」の大カテゴリに含まれるため、急いでいる時には間違えて捨ててしまいそうな気もする。 なおこのキャンパスは山の上にあるため自転車通学者が少なく、迷惑駐輪は問題化していないように見受けられた。 |
【思ったこと】 _70604(月)[教育]第55回中国・四国地区大学教育研究会(6)初年次少人数ゼミナール充実のために(2) 5月26日午後に香川大学教育学部で行われた、 ●第3部会「初年次少人数ゼミナール充実のために のメモ・感想の続き。 2番目の話題提供は、公立大学からの事例報告であった。この大学の特徴としては、
各演習のテーマは教員任せとなっており、毎年30名の教員が担当、各演習の定員は15名以内。受講生には第一志望から第五志望までの希望をとる。また、期末には2000字程度のリポートを課すということであった。 3番目は、H大学のN氏による、 ●『教養ゼミ」の取り組みについて という話題提供であった。 N氏はまず、
H大の「教養ゼミ」は、大学教育へのオリエンテーション機能を持たせ、学生参加型の少人数教育として行われ、大学での「学び方」を修得することを目的としている。この大学はこちらにも記されているような到達目標型教育プログラムを導入し、「個々の授業科目の成績評価に加えて,プログラムに明示した到達目標としての「知識・理解」及び「能力・技能」についても,その到達度の評価を行う」など、行き届いた教育が行われている。また今回は特に言及されなかったが、主専攻、副専攻、特定プログラムなども充実している。 教養ゼミは第1セメスターに行われ、上にも述べたように「学び方」(←この中味も6通りに規定されてるという)を修得することを目的としており、その後、第2セメスター前半には、問題発見を主眼とした「超域研究」、さらに第2セメスター後半ではミニ卒論を6月に提出し、7月にはポスター発表を行うという形で、学士課程教育の中でしっかりと位置づけられているようであった。 ということで、教育プログラムとしてはかなり熟成しており成果を上げているように見受けられたが、実態としては、各学部、教育プログラムに依存しており、各教員に「丸投げ」しているという実情になっているというようなことも耳にした。また、専門毎の学生獲得競争の始まりにもなっているようであった。 時間が少なくて、成果や実態を必ずしも十分に理解することはできなかったが、H大学と言えば、九州のKM大学と並んで、初年次少人数教育では10年以上の実績があり、お手本にすべきところが多い。いただいた資料やネット情報などを、私のところでも活用させていただきたいと思っている。 次回に続く。 |