じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
【思ったこと】 _70709(月)[一般]一週間同じ「雲・雨」マークが続くことの予報的価値 今年の岡山地方の梅雨は「しっかりと降っている」という感じがする。7月9日までの降水量合計は65ミリ(7月上旬の平年値72.7ミリ)であり、ほぼほぼ平年並みの降り方になっているようだ。また、7月9日までの9日間のうち降水量ゼロであったのは7月5日と8日の2日間のみ。キノコが多いというのも、降水量が十分であることを裏付けているように見える。 さて、そんななか、これから一週間の天気はどうなるのかと思って週間予報を閲覧したところ、なっなんと、右上の図のように、7月10日から16日までの7日間、全く同じ「雲&雨」のマークが並んでいるではないか。しかも、降水確率は50%〜60%。予想最高気温はすべて29度、予想最低気温は16日の22度を除いてすべて23度となっていた(←7月9日昼時点の予報を記録しただけであって最新情報ではない。また、同じ時点でも、別の気象情報サイトでは多少の差違があった。念のため)。 では、こういう、同じマークが続く週間予報にはどういう予測力があるのだろうか? 単に ●今は梅雨なので、毎日雨が降りやすいです。雨が降る確率は五分五分です。 というように過去の経験に基づいて行動する場合に比べて何か情報的価値があるのだろうか? まず考えられるのは、同じ「雲&雨」マークが続くということは、今後一週間にわたり、梅雨の状態が続くということを予想しているという点。つまり、梅雨明けが異常に早まることもないという予測をしているものと判断できる。水不足の恐れが少ないと予想することにはそれなりの意義があると思われる。 もっとも、降水確率50%〜60%という値は、いろいろな誤解を生みそうだ。 気象庁の解説によれば、例えば「降水確率70%」というのは
要するに、「降水が連続的か断続的かについては何も示していない」し、「70パーセントの予報が100回出されたとき、およそ70回は1ミリ以上の降水がある」という定義であるとすると、今後一週間、毎日の降水確率がすべて50%であるということは
けっきょくのところ、梅雨のこの時期の降水確率は、0〜20%の低率、もしくは80〜100%の高率で予報されない限りは、あまり利用価値が無いように思える。むしろ求められるのは、梅雨前線が ●比較的直線状で、じっと横たわっているか。 それとも、 ●波打った形をしていたり、南北へ上がったり下がったりしているのか。 というようなシナリオの正確さであろう。前者であれば雨量は少なくてもジトジトと降り続く。後者の場合は晴れ間を見計らって出かければスッキリ晴れることがある反面、天候が急変したり、大雨被害が起こる危険が大きい。 でもってこれから先のシナリオだが、素人なりに予測してみるに、これから先一週間は、前線の南北の移動がかなり激しくなり、また、南の海には台風4号の巨大な渦巻きがあり、その動きと発達しだいでは相当の影響を受けるのではないかと思われる。山登りは、せいぜい、日帰り登山(半日程度で登って下りてこられる山)に限るべきであろう(台風進路のシナリオについては2004年9月24日の日記に関連記事あり)。 |