じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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皆既日食の朝

8月1日の日の出(05時32分撮影)。こちらこちらにあるように、カナダの北西部から、ロシア、カザフスタン、モンゴル、中国で皆既日食が見られる。私自身も関心はあったが、7月31日夕刻まで授業があったので、物理的に参加不可能。例年の気象状況から言えば、中国とモンゴルの国境沿いはゴビ砂漠一帯が晴れの確率が最も高いと言われているが、実際はどうなるだろうか。ノボシビルスクの天気は微妙なようだ。



7月31日(木)

【ちょっと思ったこと】

前期授業終了

 7月31日(木)は、学年暦上、前期の授業期間の最終日にあたる。1コマ目には期末試験、午後は6時間にわたり、卒論・修論中間発表会が行われた。

 今年の中間発表会は、研究方法から分類すれば、「質問紙調査+多変量解析」スタイルが多数を占め、他に、若干の実験研究や、GT法を用いた(←今後GT法を行うという決意表明を含む)質的研究という構成になっていた。私があまり指導しないこともあって、行動分析学的な観察・実験研究は今年はゼロとなっている(私のゼミの学生も大半が質問調査)。講評の時に、
私は毎朝散歩をしている時に、クマゼミや馴染みの猫に出会っている。これらは、私の住む世界において、人々に出会うのと同じくらいに重要な意味を持っている。しかし、質問紙やGT法では、セミやネコの研究はできない。つまり、この世界のごく一部についてしか研究できない。いっぽう、行動分析の方法を用いれば、セミがいつ鳴き始めるか、とか、ネコがいつどの場所に出現するのかを、人間行動の分析と共通の方法で解き明かすことができる。行動分析学のほうがはるかに広い世界を扱うことができる。
という、ワケのワカラナイ冗談を言っておいた。そう言えばだいぶ以前に、人間はカミ(←質問紙)ではないと言ったこともあったなあ。

 さて、来週は全学規模のオープンキャンパスなどが予定されているが、わたしのほうは8月上旬は早々と夏休みをとり、中旬以降は土日や大学の一斉休業日(8/13〜8/15)を含めて、毎日、「出勤」の予定である。8月前半は一週間ほど不在となるのでどうかよろしく。