じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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高速道路のSAで見かけたタバコ自販機。顔の特徴から成人か未成年かを区別し、成人と判定された場合にはタバコを販売するという仕組みらしい。ウィキペディアの当該項目によれば、
...顔写真や紙幣でも認証されるという問題点が発覚したため、財務省は顔写真を受け付けない顔認証ソフトを搭載している事を条件に、成人識別装置として認定した。

顔認証方式は、カメラで撮影した画像を解析して骨格や目や口の配置等から未成年者か否かを識別し、識別出来なかった場合は、運転免許証の生年月日を読み取って判別する2段階方式を採用している。
ということで、公式に認定されているようだが、精度、あるいはタイプI、タイプIIのエラーにはどう対応しているのだろうか。

この種の機械では、「明らかな子ども」の顔は識別することができると思われる。しかし、19歳11カ月の未成年が20歳になったからと言って、顔面の特徴が急激に変わるわけではない。18〜19歳を「成人」であると誤判定してしまう頻度が多ければ、結果的に未成年へのタバコ販売を促進する自販機ということになってしまう。

 むしろ、「あなたの顔年齢をチェックします」というようなゲーム機として設置したほうが、メーカーのほうも儲かるのではないかと思われる。


8月31日(日)



8月の終わり/「カゼアザミ」とは何か?

 毎年、「暑い8月もついに終わった」などと感想を述べることが多いのだが、今年の8月はかなり変則的であった。

 気象庁のデータが示すとおり、岡山の場合、8月20日頃までは、猛暑、熱帯夜、降水量ゼロという日が続いていたが、8月21日から31日までの11日間は
  • 最高気温30℃未満の日数 6日
  • 熱帯夜の日数 ゼロ
  • 降水量の合計 67.5ミリ(←8月1日から22日まではゼロ)
というようにすっかり秋らしくなり、エアコンなしで寝られるようになった。




 8月は旅行や移動などが多く、規則的な日常生活を保つことがなかなか困難であった。このことで思ったのだが、少なくとも私の場合は、朝起きてから寝るまでのスケジュールが規則的に固定されており、それぞれの時間枠の中で最善を尽くすという生活スタイルをとったほうが生産性が上がるようである。

 ところで、先日、車を運転中にラジオのスイッチを入れたら、井上陽水の「少年時代」の歌が流れてきた。この歌のメロディは私でも知っているが、出だしの「夏が過ぎ 風あざみ」の「風アザミ」が何のことかは謎のままであった。これを機会にネットで検索してみたところ、同じような疑問を持つ方は多いらしく、教えて!gooや、Yahoo!知恵袋などに、同様の質問と、いくつかの回答が寄せられていた。抜粋すると、
  • 風が吹いて、あざみをゆらしているという情景をあらわす造語らしい。
  • 夏が過ぎるとアザミの花は枯れ、真白な綿毛のついた種子ができる、この綿毛がふわふわと空を飛んでいくのが風アザミ。
  • 歌をイメージしてなんとなく思いついたそれっぽい言葉を歌詞。
などとなっており、どうやら、造語というのが正解のようだが、「風あざみ」というのが8月の終わりを象徴する光景なのかどうかは、それぞれの人の生活環境によって違ってくるように思う。アザミの花は、平地でも高山でもいろいろ見かける。その中から、この歌のイメージにピッタリの写真を探してみようかと思う。