じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



10月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る
§§
 

 10月12日の夕刻は、四国沖を低気圧が通過したあと、移動性高気圧に徐々に覆われ、秋を象徴する美しい高積雲が見られるようになった。なお、こういう雲は「うろこ雲」と呼ぶのではないかと思っていたが、ウィキペディアの当該項目では、まだら雲、ひつじ雲、むら雲などと呼ぶのが正解であるようだ。これに対して、うろこ雲、いわし雲、さば雲と呼ばれる巻積雲は、温暖前線や熱帯低気圧の接近時に表れるため、天気が下り坂になることを知る手がかりとなる。


10月12日(日)

【思ったこと】
_81012(日)[一般]でんしれんぢの「ゆうきのうた」

 数日前、日記才人(日記猿人)の同窓生である、ちぇりさんのWeb日記を通じて、「ゆうきのうた」というのがあることを知った。YouTube経由で拝聴したところ、なかなか良い歌であったので妻に紹介したところ、妻も大いに感動し、何度も聴いていた。

 ところが、その後、今回この歌が紹介されていた「誰も知らない泣ける歌」(10/7放送)という番組が、妻が「そのうち視ようと思ってたまたま録画してあった」ハードディスクに残っていることが判明。さっそく当該部分を再生。

 さらに、その番組の情報などから、この歌を歌っているグループの公式サイトがあることが分かり、より詳しい情報を得ることができた。当該サイトによれば、「動画をブログやmixi、ホームページなどで紹介できるよう、コピーフリーで開放しています」ということだったので、こちらに特製リンクをはっておこうと思う。


 ちぇりさん経由のYouTubeでこの歌を聴いた時、だいぶ昔にも同じメロディに接したという記憶があり、たぶん、何十年か前のNHK「みんなのうた」の曲であろうと思っていたが、日本テレビの番組や、公式サイトを拝見したところでは、歌が作られたのはわずか4年前、また、アニメは、愛媛県松山市のデザイン専門学校のグラフィックデザイン科2年生が制作している絵本のフリーペーパーであったようだ。おかしいなあ、どこかで聴いたはずなんだが。あるいは、井上陽水の「少年時代」のイントロとちょっと似たイメージがあったのでそれと混同していたのかもしれない。

 この歌は、もちろん軽快なメロディにも魅力があるが、歌詞を知って「共感的理解」するという人のほうがむしろ多いような気もする。

 「ほんのちょっとした〜かたくなってゆくのにね」や、「思考回路は〜つらくなってゆくのにね」というのは、人間関係、特に親しい間柄ではありがちなことであり、自己体験に重ね合わせて、共感する人も多いのではないかと思う。

 歌では、こうしたちょっとした障壁への解決策もちゃんと示されている。すなわち、
呼吸するように 頑張らないように/風が吹くように 優しく笑って
できる限りを やればいいんだ
というくだりであり、これは、なかなか先に進めない状態を打破する極意とも言える。上述のTV番組ではこの歌を取り入れている学校のことも紹介されていたが、まさにそういう効果を狙ってのことであろう。




 ちなみに私自身の場合は、行動を始める「勇気」はあまり必要ないかもしれない。せっかちである上に、相手の気持ちを無視して言いたいことを何でも言ってしまうところに問題があり、必要なのは勇気よりむしろ「我慢」である。であるからして、上記の歌詞をもじっていえば、
苦しくない程度にちょっとだけ息をためて/風が止むのをちょっと待って
相手を察してから やればいいんだ
というようなことが求められるのではないかと思うが、うーむ、しかし現実には歳を重ねるごとにそういう配慮をすることもだんだん面倒になってきて、無目的に他人と接すること自体が時間のムダで、そういう機会を必要最小限にとどめようという気持ちが強くなっていくんだなあ。




 余談だが、このグループの活動拠点である今治は、これまで2回ほど訪れたことがある。しまなみ海道の四国側の出発点として知られているほか、温泉や、妻のお気に入りのタオル美術館もある。その気になれば、岡山から137.2km、 山陽道→松永バイパス→西瀬戸道経由で2時間2分という標準時間となっている。そのうち、でんしれんぢのイベント見物を兼ねて、また訪れてみたいと思っている。