じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



02月のインデックスへ戻る
最新版へ戻る
§§
 1月31日夕刻の西の空。雲の合間から陽の光が射し込む風景はたまに見るが、空の上から地上に下向きのスジができるのが普通。この時は、雲の裏側に上向きにV字型のスジができていた(17時19分撮影)。写真下は、その2分後の写真。スジが短くなり「光の窓」の中に消えていった。


02月1日(日)

【ちょっと思ったこと】

緑の雇用

 雇用情勢の悪化により、解雇や雇用期間の満了により離職を余儀なくされた人たちの苦しい生活の様子が日々伝えられているが、林業に限っては深刻な人手不足が続いているという。

 1月31日のテレビ中で、森林整備作業への再就職を希望する人たちへの支援事業の話題が取り上げられていた。ちなみに林業の求人は「緑の雇用」と呼ばれているらしい。

 1月27日の日記でも取り上げたところであるが、緊急雇用対策として、(古典的な産業分類で)第一次産業と言われる農業、林業、漁業分野をもっと重視するべきであると私は思う。

 健康である限り、人は、自力で農産物を生産し、魚を獲り、衣類を縫い、協働で家を建てて住むことができる能力を備えている。ところが、現代の文明社会では、誰かに雇用され、そこで支給されたお金を持ってお店で買い物をしなければ食べていくことできないという人ばかりが増えている。今回の景気後退はもっぱら「人災」であるが、これでは、地球規模の自然災害が起こった時にも生きていくことは困難。食の安全と国土の保全のためにも、第一次産業をもっと重視するべきであると思う。

 番組でも取り上げられていたが、「緑の雇用」の一番の問題は、長時間にわたる重労働と、賃金の安さにあるらしい。このあたりがもっと改善できれば、大自然の中で働くこと自体はきわめて健康的であり、生きがいにもなると思う。




麒麟児ではなくて琴風だった

 大麻取締法違反(共同所持)の疑いで1月30日に逮捕された若麒麟容疑者について、師匠の尾車親方は1月31日、「土俵がけがれる」として日本相撲協会に若麒麟の引退届を提出したという。2月2日の理事会に諮られ、受理されるか、より厳しい処分が下されるかが確定するものと思われる。

 このニュースの映像が流れた時、「若麒麟」という名前の類似性から、親方は、元・関脇の麒麟児であろうと思っていた。その後、麒麟児は年寄・北陣であり、尾車親方は、元・大関の琴風であることが分かった。そう言われてみれば、琴風の面影が残っておられる。間違いの一番の原因は、おそらく、「琴風=佐渡ヶ嶽部屋」というイメージが非常に強かったためであろうと思う。

 麒麟児については、富士櫻との熱戦が話題になった。麒麟児という四股名では、もうお一人「大麒麟」が頭に浮かぶ。大麒麟のほうは、うっちゃりが得意であった。どちらも二所ノ関部屋出身であるが、現在の二所ノ関親方は大麒麟との後継者争いに勝った金剛である。こうしてみると、「麒麟」と名のつく力士はいろいろと話題が多いが、最新の話題が「若麒麟の大麻所持」というのはまことに残念。