じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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ゴミ有料化開始日の朝と夜の様子(左の写真)。昨日に続き、ゴミ収集場所でのウォッチング。なお、写真中のAやCの記号は、それぞれ昨日の写真(右の写真)記号と同一の場所を表す。
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【思ったこと】 _90203(火)[心理]岡山市のゴミ有料化で何が変わるか(2)行動を変えれば意識も変わる 昨日も述べたように、行動分析学の用語を使えば、ごみ袋有料化というのは要するに
このことで興味深いのは、この施策が、行動を変えるということに徹底している点である。世間ではしばしば「環境配慮意識」が変わらなければ行動は変わらない、つまり、意識が原因で、行動はその結果であるという因果観に囚われている人が多いが、これでは何年経っても実効性のある対策をとることはできない。 必要なことは、まず、行動を変えることである。行動が変わっていくなかで、その時の意識(「気持ち」や「態度」に関する言語報告など)も次第に変わっていくのである。 今回の問題に限って言えば、ごみ袋をたくさん使うと損をするというだけの理由で、ゴミの減量や資源ゴミとの分別を進める人も多いかもしれない。その人たちは決して、環境配慮に目覚めたというわけではないが、ゴミ減量や分別を工夫していく中で結果として、環境を守る大切さを自覚していくということはあるかもしれない。これが、「行動することで意識が変わる」ということの本質である。 意識から行動を変えようという立場の人は、まずは、何が何でも環境を守ることの大切さを訴え、人々を説き伏せることで行動を変えようとする。これが全く無意味だとは思わないが、実効性は乏しい。説得だけでは、行動を強化することは困難であるからだ。 もっとも、だからといって、ホッキョクグマの歌を放送することが無意味だと言っているわけではない。ホッキョクグマの歌は、日々の環境配慮行動を直接強化することはできないが、好子や嫌子の機能を高めるための確立操作としては有効であるからだ。歌を聴いてホッキョクグマが可哀想だと思うというのは、要するに、
次回に続く。 |