じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 農学部東西通りのイチョウ並木。並木の左肩のあたりに月齢11の月が見えている。月の大きさがいかに小さいかがよく分かる。なお、前日2月4日の23時54分に月の赤緯が最北となっていたため、月の位置はイチョウ並木より北側方向の方向になっている。


02月7日(土)

【思ったこと】
_90207(土)[心理]岡山市のゴミ有料化で何が変わるか(5)我が家では何が変わったか/今後の定点観察の注目点

 この連載のとりあえずの最終回として、有料化後に我が家でどう変わったのかということを記しておきたい。

 まず、ゴミの量であるが、有料化前は、毎回の収集日ごとに、我が家では45リットル入りで1袋のほか、スーパーレジ袋などに小分けして入れていた生ゴミなどを数袋ずつ出していたように記憶している。

 有料化後は、レジ袋でゴミを出すわけにはいかず、かといって、小さな指定袋を使うのは勿体ないというところから、何とかして45リットル入り1袋以内におさめようと努力するようになった。このことは結果として減量化に貢献していると言えよう。

 次に、新聞の折り込みチラシなどはこれまでは可燃ゴミとして捨てることが多かったが、今述べた45リットル1袋化を実現するために、できる限り資源ゴミの束に含めるようになった。

 我が家の可燃ゴミの中で一番分量の多いのはやはり生ゴミであるが、これは、以前から燃やしてしまうのは勿体ないと思っている。だいぶ前に近くの畑を借りていたことがあったが、あの頃は、畑に穴を掘って、生ゴミは肥料として埋めていた。しかし、現在は、可燃ゴミとして捨てる以外には良い方法が見つからない。

 ネットで検索したところ、いくつかの生ごみ処理機が売られていることが分かった。このうち、温風乾燥式のものを使えば、約85分で生ごみを7分の1に減容。これにより、ごみ捨ても10日に一回程度で済むようになるという。価格は5万円程度。なお、こちらの広報には、
電気式生ごみ処理機(購入費の1/2[上限3万円])、コンポスト容器(購入費の1/2[上限3千円])の補助制度を開始します(申請前に購入すると補助対象になりません)。
とあるので、事前に申請した上で購入すれば2万5000円で済むようだ。

 もっともこの処理機を動かすためには800Wの消費電力が必要であるという。ゴミ収集自体は減量できたとしても、処理機を動かすことは、地球温暖化対策上どう考えたらよいのだろうか。やはり理想的には、自然の力で堆肥化していくことが望ましいのではないかと思う。

 そう言えば、すぐ近くの農学部農場(正式には山陽圏フィールド科学センター)には、腐葉土や堆肥を作る施設があるように見える。そういうところに、一般市民が生ゴミを持ち込めるようにすれば、地域ぐるみでのゴミ減量化に貢献できるのではないかと思う。

 以上をもって、2月2日から実質開始された岡山市のゴミ収集有料化についての連載はとりあえず終了。今後もさらに、
  • ゴミ減量化は実現したのか。
  • 収集日以外に不法投棄する行動、あるいは、指定袋以外の袋にゴミを入れるといった違反行為はどうなるか。
  • 黄色いゴミ袋になって、カラスの被害は減ったのか。
といった点について、定点観察を続けていきたいと思っている。