じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 2009年版・岡山大学構内でお花見(38)スイカズラ

 大学構内のツツジなどに絡まる蔓性の雑草であるが、花はなかなか美しい。背景は半田山。昨年、別の場所でとった写真が2008年5月21日の日記にある。


5月10日(日)

【思ったこと】
_80510(日)[一般]教育テレビは2つあった/暗黒に支配される宇宙(1)

 日曜日の昼前はたいがい、NHK杯テレビ将棋トーナメントの終盤を視ながら昼食をとることにしている。5月10日もこの番組を視ようと思って帰宅したところ、妻が、

●楽しむ最先端科学「暗黒に支配される宇宙」

という番組を先に視ていた。おやっ?と思ったのは、その番組が紛れもなくNHK教育テレビの放送であったことだ。あれっ?将棋トーナメントは休止なのだろうかと思ってみたが、そちらもちゃんと放送している。そうか、地デジ放送を受信環境を整備した時、地デジで提供されている電子番組表の中にNHK教育の番組枠が複数あって妙だなあと思っていたが、別個の番組を同時に放送することがあるのか。今回初めてそのことを知った。




 ということで、今回は、将棋ではなくて上記の番組を途中から視ることになったが、これがなかなか面白い。かつて天文少年であった私ではあるが、大学入試の時に理科の1科目として地学で受験して以降は、天文についてちゃんと学んだことは無かった。その後40年近くが経過した間に、宇宙の誕生や全体像についての研究が格段に発展していることが分かり、浦島太郎のような気分になった。

 さて、この番組は、今年の4月25日に行われた財団法人平成基礎科学財団主催・楽しむ科学教室の講義を録画して放送されたものであり、こちらのほうに、元の講演会の概要が紹介されていた。

 講演は80分×2コマ、質疑30分、合計3時間10分という長時間に及ぶものであったが、講義内容はきわめて分かりやすく、私のような素人でも、
  • 宇宙の謎は、どういうロジックと観測結果の照合で解明されていくのか。
  • これから先、どういう研究手段が計画されているのか、それによって何が解明できる可能性があるのか。
ということがよく理解できた。また、講義の途中では、ガラス瓶の中の圧力を低下させると瓶の中に霧が発生するという実験、赤外線カメラで受講生の顔の温度差を映す実験、さらに、パーティグッズのヘリウムガス(←大気の窒素成分をヘリウムと取り替えたもので、呼吸に必要な酸素を含んでいる。でなければ窒息死するので要注意!)を講演者自らが吸い込んで声の高さが変わることを示すというような実験を取り入れ、そういった体験可能な現象との類似性を手がかりに、単なる知識の伝授ではなく、「こういう方法を使ってこういう結果が得られたからこのことが実証された」というロジックに基づいて解説をしていただいたのが大変よかった。

 番組の後半部分(残りの2時間程度)は録画してあるので、食事時などに少しずつ再生しながら、不定期で、感想などを記していこうと思う。

 次回に続く。