じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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2009年版・岡山大学構内でお花見(63)ハルシャギク 写真左は、津島キャンパスの北西の端(文法経グラウンド横)、写真右は南東の端(岡北中学隣接地)付近の空き地で咲いているハルシャギク。繁殖力が強く放っておくと花壇や芝地を占拠してしまうので、人目につくエリアではこまめに刈り取られている。 「ハルシャギク」は「春車菊」と書くのかと思っていたが、ウィキペディアの当該項目によれば、「波斯(=ペルシャのこと)」という漢字表記になるようだ。但し原産は北アメリカ。別名は、ジャノメソウ(蛇目草)。 なお特定外来生物リストではハルシャギク属の全種が「種類名証明書の添付が必要な生物」とされている。但し、リストに挙がっている指定種はそのうちの「オオキンケイギク」であって、この写真にあるハルシャギクについては特段の記載がなく扱いも不明。 |
【思ったこと】 _90703(金)[電脳]デジタルメモ「ポメラ」の使い勝手 キングジムのデジタルメモ「ポメラ」が1万円台で売られていた(メーカー希望小売価格は27300円)ので、買ってみることにした。 ITmediaニュース(2009年5月13日付け)によれば、このポメラは昨年11月に発売。想定を大きく上回るヒットとなり、2009年4月までに出荷数3万台を突破したという。中心ユーザー層は30〜50代の男性で、会議の議事録取りやブログの下書きなどに使っている人が多いそうだ。この製品の一般的な特徴と使い勝手についてはこちらに紹介がある。ここでは私個人の感想を述べることとしたい。 まず、長所と言える第1点は、折りたたみ式のキーボード(JIS配列、キーピッチ17ミリ)が装備されていることである。会議や学会発表中にメモをとるというような作業をする時には、便利な大きさであると言える。 第2に、単4アルカリ乾電池2本で20時間駆動するという点。最近ではかなり軽量のミニノートパソコンも出回っているが、出張先などに持ち運ぶ時には充電アダプターが必要であり、これはかなり嵩張り、重く感じることがある。このポメラであれば、予備の電池を携行すればよく、万が一忘れても、コンビニなどですぐに入手することができる。 第3に、日本語入力に「ATOK」を搭載しているという点。しかも単語登録ができるので、頻繁に使う文字列を短縮した読みで登録できるというメリットがある。本文中の文字列も、いったんコピーし、単語登録画面でショートカット(CTL+V)で貼り付ければそのまま登録可能(このことに限らず、ポメラではショートカットキーをいかにうまく活用するかが使い勝手のカギとなりそうだ)。 いっぽう、現時点で不便と感じる点を列挙すると、 まず、液晶画面がかなり暗いので、パワーポイント投影時のような暗い部屋で入力ができるかどうかが不明。 第2に、編集可能なファイルが8,000文字までとなっている点である。デジタルメモという利用目的であればこれで十分かもしれないが、例えば、旅行中に論文原稿の修正をしたり、青空文庫からダウンロードしてテキスト化した小説を旅行中に読もうなどという時には、明らかにサイズが少なすぎる。ちなみに、この制限は、2GBのマイクロSDを使っても変わらない。マイクロSDに大サイズのファイルを入れておいても、ポメラのほうで読み込みが拒否されてしまう。 第3はパソコンとのデータのやりとり上の難点である。可能な方法は
このほか気づいた点として、html形式の文書はそのままではファイルとして保存、読み出しができない。但し、パソコン側で拡張子を「.txt」に変更すれば、ソースファイルとして認識できる。旅行先でこのWeb日記の下書きを書くには便利かもしれない。 あと、パソコンとのやりとりではUSBメモリが使えるとありがたいと思う。USBメモリの場合、メーカーや型番によってドライバーが異なり、このことが接続を難しくしているのではないかと想像するが、であるなら、ポメラ専用のUSBメモリを格安で販売してもよいのではないだろうか。こうすれば、研究発表会場で作成したメモファイルを、会場備え付けのパソコンに移してビデオプロジェクターで投影することができるようになる。 余談だが、テキストファイルの編集ということですぐに浮かぶのがMifesというテキストエディタである。というか現に、このWeb日記はMifesを使用して執筆している。私がMifesを使うようになったきっかけは、初期のPC98シリーズではワープロの使い勝手が悪く、検索や置換のスピードが遅すぎたこと、また、長大なサイズのファイル編集ができなかったことにあった。どうせなら、Mifesに機能を特化したポメラを売り出してもらえばいいのにと思う。 使い始めたばかりなので、まだまだ気づかない点もあるかと思う。基本的にはヒット商品であると思う。キングジムの製品としては別にテプラを使っているが、あれもなかなか使い勝手がよい。ユニークで有用な商品を開発できる会社として信頼している。 |