じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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2009年版・岡山大学構内のキノコ(4)キノコの家
オオシロカラカサタケは毒キノコだと言われているが、カタツムリ、ナメクジ、その他昆虫類にとっては好物であるらしく、傘が開かないうちに食べられてボロボロにされてしまうことがある。 |
【思ったこと】 _90708(水)[心理]お金と消費と広告の心理学(5)買うという行動 今回から「買う」という行動について、これまでの考えをまとめておくことにしたい。 「買う」という行動は、一口に言えば、
もっとも、世の中の仕組みはそれほど単純ではない。クレジットカード払いやローン利用によって、1.の随伴性が直接効果的に作用しないケースが出てくる。それが悪い方向に進むと借金地獄に陥ることになる。 また、最初から欲しい商品があってそれを得るためにアルバイトをする、という場合は、形式的には、貯めておいたお金(好子)は商品を手に入れることによって消失してしまうが、アルバイトをするという行動自体は (アルバイトをする→給料をもらう)×繰り返し → 欲しい商品を手に入れる(=最終的な好子) という形で強化・維持されていると考えられる。この場合、アルバイトをすることで貯めることのできるお金は、好子というよりも、「欲しい商品が手に入るまでにはあと○○時間のアルバイトが必要」というような弁別刺激になっている可能性もある。山登りをしていると「○合目」とか「頂上まであと○○分」というような案内板に出合うことがあるがそれと同様である。案内板自体は山登りという行動の好子ではないが、登頂達成という好子獲得までどれだけ近づいたのかという弁別刺激としては有用であり、確立操作にもなってくる。アルバイトをして貯めるお金の合計金額、あるいは目標金額への接近の様子はそれと同様、山登りにおける案内板としての役割を果たしているとも言える。 元の話題に戻るが、「買う」という行動はふつう、
なお、最近では、これに加えて、いったん手に入れたモノを捨てる際のコストも影響を与えるようになった。私の家などでも、欲しい家具や電気製品はいろいろあるが、常にネックになっているのが置き場所がない、古いモノを捨てる際にコストがかかるという悩みである。そのことによって、モノを大切に使おうという行動はますます強化されるようになっているのはいいことだとは思うが。 次回に続く。 |