じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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津山市の京町〜今津屋橋付近で見かけたブロンズの河童像。津山では「ごんご」と呼ばれているらしい。このほかにもいくつかの像を見かけた。なお、巨大な亀の頭はこちら。亀も河童も甲羅があるが、河童伝説が亀に関係しているのかどうかは不明。
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【ちょっと思ったこと】
津山線初乗車 楽天版(7/14)にも記したように、7月14日は、JR線で津山まで日帰り出張した。津山は、岡山市内から奥津温泉、岡山県立森林公園、恩原高原方面に出かける時に必ず通過する町であり、その頻度は毎年5〜10回程度に及ぶ。 しかし、これまではすべて自家用車を使用しており、法界院駅〜津山駅の区間は、なんと今回が生まれて初めての乗車となった。また、岡山方面から奥津方面に向かう時は皿という交差点から院庄IC方面へ左折してしまうため、津山市の中心部を訪れることは全く無かった。そんなこともあって、外国の都市を初めて訪れた時のような新鮮な印象を受けた。 今回初乗車した津山線沿線の風景は、のどかな田園風景、旭川の清流、それと、あまり整備されていない密林状態の山林が続いていた。自家用車では並行する53号線を何度も通っているが、運転中ということもあって景色を見る余裕は無かった。今回改めて車窓からの景色を眺めてみると、他所では味わえないような日本的な風景が各所に広がっていることに気づいた。 特に、亀甲(かめのこう)駅」から弓削(ゆげ)駅のあたりの沿線山麓には、吹屋の広兼邸をしのぐのではないかと思われるほど立派な石垣を構えた民家が少なくとも十数軒は点在していた。ああいう家に一度は住んでみたいものである。 沿線の山林は、檜などの植林も見られたが、あまり手を加えられておらず、大げさに言えば、原生林の密林状態となっていた。そうした豊かな自然のおかげで、この近辺では絶滅危惧種のブッポウソウが繁殖していると聞く。 津山線の途中には、吉井川水系と旭川水系の分水嶺があるはずだが、具体的な場所は特定できなかった。金川から玉柏に向かうあたりでは、山が狭くなり、そのあいだをたっぷりを水をたたえた旭川が流れていた。このあたりは全国有数の絶景といってもよいかと思う。津山線にSLを走らせれば、さぞかし、人気が出るであろう。 |