じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
§§ |
7月27日の夜は久しぶりに晴れ間が広がり、西の空に月齢5.4の月が見えた。7月22日の皆既日食の大役を果たした月に「ごくろうさん」とお礼を言いたくなる。 |
【ちょっと思ったこと】
九州自動車道の土砂崩れ事故は重大 梅雨末期の大雨被害が伝えられているが、その1つ、九州自動車道大野城市乙金で7月26日午前11時10分頃に発生した土砂崩れ事故はきわめて重大であると思う。この事故では、北九州市の夫婦がワゴン車ごと土砂に巻き込まれて亡くなったという。いくら、土日祝日の1000円化、さらには無料化が主張されていたとしても、高速道路でこんな事故が起きたのでは安心して運転することができない。 西日本新聞の記事によれば、道路を管理する西日本高速道路九州支社(福岡市)は、事故の約1時間前の午前09時55分にに大雨による通行止め規制を手続きしていたという。しかし、高速道路警察隊への連絡や表示看板などの機材設置などに時間がかかったため規制は間に合わず、午前11時10分ごろに土砂崩れが起きたということだ。通行止め規制は、時間雨量が50ミリを超えるか、連続雨量が150ミリを上回ることが判断基準になっているそうだが、局地的な豪雨が多発する昨今の状況のもとでは、1時間に100ミリを超えるような雨が降ることは大いにありうる。そんな時に、高速道路警察隊への連絡や表示看板などの機材設置に1時間もかかっているようではたまったものではないなあ。 ちなみに、近隣の太宰府での7月26日の毎時間雨量の記録がこちらにある。表によれば、午前09時まで、午前10時まで、午前11時まで、午前12時までのそれぞれの1時間雨量は40.5ミリ、65.0ミリ、59.5ミリ、34.0ミリとなっている。確かに尋常な降り方とは言えない豪雨であった。土砂崩れを防ぐ対策はもちろん必要であるけれども、自然災害は避けられない面もある。昨今の大雨の極端な降り方を踏まえて、迅速に対処できる体制を作り直す必要がありそう。 |