じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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10月3日早朝の明けの明星。写真には写っていないが、金星の近くには水星や土星も見えており、10月上旬はこの3惑星の接近が楽しみになる。今まで通り05時に起床し、これらの様子を観察していきたい。 |
【思ったこと】 _91001(水)[心理]韓国は「車は右側、人も右側」? 各種報道によれば、韓国政府は10月1日から全国の鉄道・地下鉄駅、空港などの公共交通施設や公共機関内で「歩行者右側通行」の試行を開始したという。日本の植民統治時代に定着した「歩行者左側通行」が88年ぶりに変更されることになるという。 このニュースを聞いておやっ?と思ったのは、車が右側通行なら、人はその反対の左側通行のほうが安全ではないか、なぜ車も人も同じ側を通るようにしたのだろう、ということであった。 ところが、ネットで調べてみると、車と人の通行する側は左右反対であるという交通規則を設定している国は、必ずしも多くないことが分かった。子どもの頃から「道路の右側を歩けば、前からやってくる車にすぐ気がつくので安全」というように教わってきた私にとっては、これはまことに意外であった。 じっさい、ウィキペディアの当該項目においても 対面交通(たいめんこうつう)とは自動車と通行人とが対面して通行することをいう。これによって、自動車と通行人とが相互を認識しながら通行することができるので、自動車が普及している社会においては法制化されている。と記されており、車が左側通行であるなら人は右側、車が右側であれば人は左側となることが一般的であるように読み取れる。韓国の場合は、敢えて対面交通を廃止するということだろうか。 ちなみに、日本の「車は左、人は右」は、ウィキペディアの当該項目によれば、 日本では、自動車と歩行者が同じく左側通行だったが、自動車の交通量の増大に伴い交通事故の危険性が増加したことから、第二次世界大戦後に自動車と歩行者の対面交通が採用された。その際、歩行者の通行区分を右側通行に変更した。このことから、日本の小学校では廊下の右側通行を指導する事例も見受けられる。と解説されていた。 ま、実際問題として、広い道路ではたいがい歩道やガードレールが設置されているので、道路のどちら側を歩くかということはあまり意識したことがない。自転車に乗るときはもちろん左側通行であるが、これも、歩道の上を走ることのほうが多い。 なお、駅の階段や歩行者天国などでは、車とぶつかる心配がないため、ローカルルールや、自然の流れ(心臓のある左側がぶつからないように道路の左側を歩く、といった俗説もあり)に沿って、いろいろなケースが出てくるようだ。
冒頭の韓国関連ニュースも、よく読むと「全国の鉄道・地下鉄駅、空港などの公共交通施設や公共機関内で「歩行者右側通行」の試行を開始した」となっていて、車の通る道での対面交通のことには触れられていない。とすると、単に、施設内の通路における、人と人との対面通行を右側通行に統一するというだけの話だろうか。わからんなあ。 |