じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
§§ |
2009年版・岡山大学構内でお花見(81)雨に煙るコスモス畑と半田山 10月26日の岡山は、夜半から午前中にかけて久しぶりの雨となった。合計雨量は3ミリにすぎないが、こちらの記録によると、10月14日以来の12日ぶりの貴重な雨ということになる。この先一週間も雨マークの予報は出ておらず、少雨傾向が続きそうだ。 |
【ちょっと思ったこと】
拡張現実、実空間透視ケータイ... 26日朝の「モーサテ」で、拡張現実のツールの1つであるセカイカメラと、実空間透視ケータイなるものが紹介された。いずれも、液晶ディスプレイに目の前の景色が画面上に映し出され、その上に、その場所・対象物(建物・看板など)に関連するクチコミや、そこから先何mのところに何があるか、といった情報が付加的に表示される機能であると理解した。 GPSやPlaceEngineを用い現在地を特定するというが、ほんのちょっと移動するだけで次々と詳細な情報が提供されるのはスゴイ。 もっとも、しょせんクチコミなどというのは発信者の主観や偏見が入った情報にすぎないし、また、一般人を偽装したヤラセというのもかなりの数にのぼると思われる。そういうものに引きずられていると、自分自身による主体的な観察力、鑑識眼、多面的な見方というのが鈍化していくのではないかという気もする。 また、大都会では、状況は刻々と変わっていくものであり、自主的に寄せられるクチコミだけで最新情報が保てるかどうかという不安もある。余談だが、以前、某所でカーナビつきのレンタカーを運転していたところ、バイパスに入ったあたりで突然、画面から道路が消え、田んぼの中の道なき道を走っているような状態になったことがあった。何でも、そのレンタカーに搭載されているカーナビは、機器を設置した時点の情報のままであり、その後に開通したバイパスの情報は含まれていないのだという。大都会のショップ情報などとなれば、開店や閉店の情報はさらに激しく変化していくものと思われる。 今回紹介されたような機能は、森林公園のような大自然の散策にも活用できそうだ。面白そうな植物にカメラを向けると、その植物の名前や特徴が表示される、というようにセットしておけば、目障りな説明看板は不用であるし、より有意義な自然観察ができるようになるはずだ。そのほか、京都の史跡案内にも使えるし、(情報が信頼できるものであるなら)外国人向けの道案内、あるいは海外旅行先での日本語案内などに活用できそう。しかしくれぐれも、自分自身の主体的な探索力、発見力、観察力は失いたくないものだ。それと、画面に熱中しすぎて交通事故に遭わないよう、できれば、何かが近づいてきた時に警告音を発するような機能も付加して貰ったほうがありがたい。 |