じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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§§ 2009年版・岡山大学構内の紅葉(12)時計台前のアメリカフウ(モミジバフウ)。

 アメリカフウは、曇りや雨の日のほうが色が引き立つようだ。写真は11月11日撮影。岡山では13日から再び雨模様になる予報。週末には大方の葉っぱは散ってしまうだろう。


11月12日(木)

【思ったこと】
_91112(木)[心理]能動的離脱論の老後を目ざす(2)骨密度の老化進む

 水曜日の昼、生協食堂の入口付近で、栄養指導を兼ねた健康チェック企画をやっていた。昨年は7月17日に同様の企画があり、その後どのように変化したのかを知りたく、再び検査を受けてみることにした。各種検査の中でも特に興味があったのが、骨密度(骨評価)である。これは、職員の定期健診項目には含まれていないので、ここでしか知ることができない。でもって、測定結果結果であるが、
  • 音速(SOS) 1550m/s 同年齢比99%、若年成人比 99% 
    →1546m/s 若年成人比 98% 「要指導の範囲」
  • 透過指標(TI) 1.094 同年齢比97%、若年成人比 93% 
    → 0.977 若年成人比 83% 「要精密検査の範囲、担当の先生にご相談ください」
  • 音響的骨評価値(OSI) 2.629×1000000 同年齢比96%、若年成人比 90% 
    → 2.334×1000000 若年成人比 80% 「要精密検査の範囲、担当の先生にご相談ください」
ということで、いずれも昨年より悪化、特に、透過指標(TI)と音響的骨評価値(OSI)で大幅な「老化」が認められた。「要精密検査」となっているので、ちょうどコレステロールを下げる薬が無くなったところでもあり、かかりつけの病院で診てもらおうと思う。

 ちなみに、食べ物に関しては、私自身は、ヨーグルト、豆乳、チーズ、小松菜などを好んで食べており、毎日、早朝と夕食後に散歩を続けている。タバコはいっさい吸わないし、つきあい以外ではお酒も飲まない。これ以上の改善はなかなか難しいなあ。

 このほか、肌年齢は
  • oil レベル2→5
  • mois レベル3→4
  • soft レベル5→3
となった【赤字が今回測定】。もっとも、今回は雨が降っており、湿気の影響もあったのではないかと思われる。

 また、握力は、右が51.9、左が45.8であった。こちらの資料によれば、55〜59歳の男子平均値は44.47となっていたので、この項目については平均以上を維持しているようであった。




 何かの病気がある時は早期発見が望ましいとは思うが、単なる老化による衰えについては致し方ないことだと思っている。山登りができなくなれば軽いハイキング、ハイキングが困難ならジープツアー、それも無理ならば、「週刊 日本の名峰」のような高画質の映像で最高の気象条件の時に撮影された眺望を楽しめればそれでよい。

 要するに老化というのは、若い時には「A、B、C、D、E」という5種類の行動が出来ていたのが、Aが困難、Bが困難、...というようにしだいにリパートリーを減らし、最後は、E以外は何もできなくなるようなことだと思っている。しかし、いくら若い時であっても、A〜Eの5種類を同時に遂行することは時間の制約上できない。人間はしょせん、1つの時間帯には1つのことしかできないのである。であるからして、加齢に合わせて、最初から「A→B→C→D→E」という順番にやりたいことをずらして行動機会を作っておけば、老化を不都合に感じることはそんなに無いはずなのだ。これに対して、加齢とともに「E→D→C→B→A」という逆の順番をやろうとすれば無理がくるのはわかりきっている。同様に、いくつになってもAやBを続けようとすれば、過酷な訓練が必要であるし、訓練してもけっきょく達成できないことが増えていく。

 10月1日の日記で、「山で元気に! 田部井淳子の登山入門」という番組を取り上げたことがあった。定年退職を機に山登りを始める人が増えているとも聞く。確かに、現役世代では、山登りのために休暇をとることが困難であるという事情は分かるが、私自身は、定年になってから改めて高所登山に挑戦したいという気持ちは全く無い。登りたい山があるなら、若い時に、なんとかやりくりをつけて登っておくべきである。最初の話題に戻るが、この分でいくと、私が定年の頃には足腰は更に弱っており、もはや軽いハイキングすら困難になっているかもしれないが、すでに、私なりの基準で、行きたい山にはだいたい登っているし、いまさら、何かに挑戦したいとは思わない。別段、すっぱい葡萄の負け惜しみでなくて、心底、それでよいと思っている。

 不定期ながら次回に続く。