じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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大学入試センター試験2日目。朝方はマイナス1.5度の寒さとなったが、その後10°近くまでぐんぐん気温が上がり、快適な受験日和となった。 |
【思ったこと】 _a0117(日)[心理]2009年度版・卒論執筆の手引き(7)「研究方法」を序論に書く場合/各パーツへ すでに述べたように、
オーソドックスな実験法や調査法を用いた研究であれば、わざわざ序論のところで「実験法とは何か」というような説明を付け加える必要はない。いっぽう、その研究のユニークさが、研究対象よりも研究方法の斬新さにあるような場合は、序論のところで、その研究方法が開発された背景・経緯、その方法の長所・短所などを紹介し、その研究方法を用いることで新たに明らかにできそうなことを提起しておけば、研究目的はより鮮明になるであろう。 さて、序論の後には、「実験1(第一実験)」とか「調査1(第一調査)」というように各パーツが続く(←ここでは便宜上、論文を構成するそれぞれの実験や調査のことを「パーツ」と呼ぶことにする)。これらが「小目的の記述→方法(対象者、条件、手続など→結果→考察」という形で単線的に構成され、議論が発展していく場合は特に問題ないが、途中から横道に逸れたり、複数の実験・調査の結果を複合的に分析して総合考察を展開するような場合には、各パーツの関連を図解しておくとよいだろう。 各パーツ内の「小目的の記述→方法(対象者、条件、手続など→結果→考察」といった構成については、研究法別に、それぞれに標準的な記載方法があるので、『心理学研究』誌やAPAの機関誌をお手本にしてもらいたい。 比較的共通する留意点としては
次回に続く。 |