じぶん更新日記1997年5月6日開設Copyright(C)長谷川芳典 |
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今年はネコ年(11)真の「暗闇の帝王」?とその一族
1月6日の日記で、大学構内に出没する雄ネコの写真を掲載したが、18日朝、これよりもう少しフサフサした、ペルシャ猫風の雄ネコを目撃した。1月6日と同一個体なのか全く別なのかは確認できていない。写真下は、いちばんよく出没する三毛猫とその子3匹のうちの1匹。毛並みの特徴からみて、父親が今回の写真の雄ネコであることはほぼ間違いなさそう。 |
【思ったこと】 _a0118(月)[心理]2009年度版・卒論執筆の手引き(8)「結果と考察」の書き方 卒論研究では、「実験1(第一実験)」、「実験2」、「実験3」、...とか、「調査1(第一調査)」、「調査2」、...というように、複数の実験や調査から構成される。昨日の日記ではこれらのことを便宜的に「パーツ」と呼んだ。各パーツ内はさらに、
ここで特に留意してほしいのは、「結果」と「考察」の区別である。 「結果」というのは、実験結果、調査結果、統計解析の結果(有意差の有無、p値など)に限られる。そこから先の解釈の部分は「考察」であって、「結果」とは明確に区別されなければならない。 もっとも、研究のスタイルによっては、「結果」部分があまりにも多様であるために、「まずは、あらゆる結果についての記述」→「次に、あらゆる考察についての記述」という順番で述べようとしても、個々の結果と個々の考察との対応がわかりにくくなるばかりになるケースも出てくる。このような場合には、多様な結果をさらにいくつかのパーツに分けて、そのつど「考察」を挿入するという構成にすることもアリであると私は思う。但しその場合でも、「結果」の段落と「考察」の段落は別にしたほうがよい。 結果について述べる部分の冒頭の段落では、どのような順序で結果を報告するのか、といったアウトラインを記すのも一案である。結果は得られた順番に記述していくことを原則とするが、あまりにも些細な結果が羅列されると、何の研究であったのかが分かりにくくなってしまう。その恐れがある場合は、研究目的に照らして、重要な結果から優先順位をつけて報告したほうがよい。 考察についての記述は、よほどの支障が無い限りは、重要な順番に述べるべきである。研究全体の目的に関わる考察は最小限にとどめて置いて、後の総合考察で、系統的に整理した上で展開するほうがよい。 次回に続く。 |