じぶん更新日記

1997年5月6日開設
Copyright(C)長谷川芳典



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 岡大西門から眺める夕暮れ時の座主川。春分の日が近づくにつれて、川下からまっすぐ夕日が差し込むようになってきた。



2月22日(月)



【小さな話題】

平成22年2月22日

 本日は平成22年2月22日である。年月日の数字がすべて一致する日としては、平成11年1月11日や11月11日などがあった。あのときは何かのイベントがあったように記憶しているが(1999年11月10日の日記にそれらしき記述あり)、今回はどうだろうか。

 ネットで"平成22年2月22日"を検索したところ、 というような記事があったが、どれほど盛り上がっているのかどうかは不明。

 ちなみに、この日記は平成22年2月22日の20時22分頃にアップする予定。22時22分は就寝時刻を過ぎており、そこまで起きているつもりはない。

2/23追記]
産経新聞のネット記事によれば、平成22年2月22日の「2並びの日」の記念入場券が人気を呼び、私鉄各社で完売したということである。
【思ったこと】
_a0222(月)[一般]オリンピックは、個人を応援するのか、国を応援するのか(6)国母選手の帰国をめぐる報道

 まず、この連載のきっかけの1つにもなったバンクーバー五輪スノーボード・ハーフパイプ代表の国母選手であるが、2月21日成田空港着で無事に帰国されたとのことである。このことをめぐる報道で気になったことがあったので、今回は、連載の趣旨からは脱線するが、いくつかのネット記事を引用してみることにする。【 】内は記事の見出し。順序はたまたま閲覧した順で特に意味はない。
  1. 【国母帰国!キチンと笑顔で「応援に感謝」】
    国母の出国時の服装の乱れや会見での態度が問題視された件について、全日本スキー連盟の林辰男競技副本部長と綿谷コーチが謝罪した。当の国母は、シャツをしっかりズボンに入れ、笑顔で帰国。「いろいろあったっすけど、最後まで応援してくれた人に感謝してます」と話した。(日刊スポーツ)。
  2. 【国母「スタイルは出せた、悔いはない」 スノボHP8位】
    国母和宏の話 「...滑りのスタイルは出せたので、悔いはない。いろいろあったけど、最後まで応援してくれた人には感謝している。スタイル、思いを最後まで曲げなかったのはいいことだと思っている(アサヒコム・共同発)。
  3. 【国母、シャツ入れて帰国「応援してくれた人に感謝」】
    報道陣の取材に応じた国母選手は「いろいろあったけど、最後まで応援してくれた人に感謝してます」と神妙な面持ち。「自分のスタイルを変えずに、そのままいきたい」としっかりとした口調で話した(産経新聞)。
  4. 【逆風でも余裕 『応援には感謝』 スノボ国母選手 スタイル貫いた】
    「いろいろとあったけど、最後まで応援してくれた人には感謝している。スタイル、思いを最後まで曲げなかったのはいいことだと思っている」(東京新聞)。
  5. 【国母 最後までスタイル、思いを曲げず「悔いはない」】
    「いろいろあったけど、最後まで応援してくれた人には感謝している」。21歳の青年は、周囲が思うほど非常識でもなければ、失礼でもない、自分に正直な男だった。(スポニチ)。
  6. 【国母の五輪が終わった 「最後まで自分のスタイル」 バンクーバー五輪】
    「逆風が吹いた五輪。「つらいこともあったと思うが」と問われると、「そんなの気にしていたらこんなことはやっていない。いろいろあったけど、最後まで応援してくれた人に感謝している」と結んだ。(gooニュース・産経新聞)。
  7. 【国母、最後まで醜態…8位入賞も反省なし】
    「いろいろあったけど、最後まで応援してくれた人には感謝してる」と殊勝に話した一方で、騒動の影響については「そんなのあったら、こんなことやってない。スタイルを曲げなかったのは良かった」ときっぱり。スタイルとは?との問いに「言葉では説明できない。スノーボードを分かっている人にしか分からない」と禅問答を繰り広げた。(デイリースポーツ)。
 ここで多くを語る必要はないと思うが、同じ出来事でも、報道の仕方によって受ける印象はずいぶんと違ってくるものだ。1.の日刊スポーツと7.のデイリースポーツは特に対照的だ。

 ちなみに、「最後まで応援してくれた人に感謝している」と「最後まで応援してくれた人に感謝している」では、日本語としてずいぶん意味が変わってくる。私の記憶が正しければ、国母選手は「応援してくれた人に」ではなく「応援してくれた人には」と語っていたはずだ。「昨日の日記」との関連で言えば、国母選手にとっての「仲間」は、日本国民全体ではなく、「応援してくれた人」という部分集合だったのだろう。いや、別に、国の代表に選ばれたからといって、「国民の皆様方全員に深く感謝申し上げます」などと深々頭を下げるほどのことではないが。

 余談だが、先日の朝青龍引退をめぐっても、マスコミの報じた内容がどこまで公正であったのか疑ってみる必要はあるかもしれない(アンテナ経由で拝読している、こちらのブログの関連記事参照)。

 スポーツの記事ばかりではない。私自身は、EメイルからSPAMを消すついでにYahooのネットニュースを見ることが多いが、これだって、ごく一部の報道機関のニュースが表示されているにすぎない。気をつけなければ...。


次回に続く。